中大兄皇子伝〈下〉

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 29
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062106580

作品紹介・あらすじ

禁忌は、破るためにある。進まない改革、唐・新羅の侵略の恐怖。理想に胸を焦がした権力者は、焦燥と妄想の狭間で、弟を憎み、そして妹を欲した。既得権益に淫する勢力に立ち向かう困難さと、革命者の孤独と猜疑心を描いた気迫の歴史大作、ついに最終章へ。

感想・レビュー・書評

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  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:913.6||K||下
    資料ID:50100677

  • 躍動感あふれる大化改新後の時代はいつ読んでも楽しいです。
    大海人皇子と中大兄皇子、私は中大兄皇子の方が好きです。殺戮に塗れた一生ではありましたが、いろんな方が描かれている歴史小説を読むとやはり魅力的だと思います。
    黒岩重吾の中大兄皇子、最後の数ページに魅力が詰め込まれていました。

    茜さす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る

    この歌が戯れか本気か、あまりに美しい言葉の調べ、私は戯れであって欲しいと思います。

  • 物語は中大兄皇子が16歳、
    時の大王で中大兄皇子の父である舒明天皇が亡くなり誄(しのびごと)という
    今で言う葬式の儀式から始まる。

    鎌足との出会い、大化の改新、長子大友皇子、弟大海人皇子、
    自らが語るという形で、亡くなるその時までを描いている。

    『落日の王子』『茜に燃ゆ 小説額田王』『天の川の太陽』と併せて読むととてもいい。

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著者プロフィール

黒岩重吾

一九二四年大阪市生まれ。同志社大学法学部卒業。在学中に学徒動員で満州に出征、ソ満国境で敗戦を迎える。復員後、証券会社などに勤務しながら、「近代説話」の同人として小説を執筆。六〇年『背徳のメス』で直木賞、八〇年『天の川の太陽』で吉川英治文学賞を受賞する。九一年紫綬褒章受章、九二年菊池寛賞受賞。二〇〇三年死去。

「2021年 『斑鳩王の慟哭 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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