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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784062107105
みんなの感想まとめ
若干破天荒でありながらも魅力的な主人公、近藤重蔵が織り成す物語は、彼の豪胆さと博識さが光る江戸時代の事件解決を描いています。21歳という若さでありながら、上級役職の相手に物怖じせず、同心たちと共に型破...
感想・レビュー・書評
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ふむ
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火盗改・近藤重蔵は、21歳ながら、相手が上級の役職であろうと物怖じしない豪胆な性格で、17歳のときに私塾を興すほどの博識な男だった。
脇差も十手も持たず、赤い鞭を差している。
配下の同心・橋場余一郎と密偵の根岸団平とともに、型破りな手法で難事件の解決に挑む。
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結構破天荒な性格という感じで書かれているし、確かにこの年でこれだとそうなのかもしれないけれど、意地が悪いとか嫌味だとか、そういう嫌な性格ではないから、読んでいて嫌な気持ちにはならない。
てか、年齢のことを読んでるうちに忘れる(笑)
役人風を吹かせていて、町方では評判が悪いという青柳隼人さんとか、そうは書かれているけれど、重蔵さんたちに嫌がらせをするとかいう場面もなく、嫌なヤツ描写もないから、読んでいてイライラしない。
登場人物も絞り込まれているし、文章も分かりやすいので、『半次捕物控』のときのように、読んでいて混乱はしない。
ただ、お話のほうは、謎解き感はあるような、ないような…。
ハードボイルドていう感じですかね。
町人でなく役人が主人公になると、話が重々しいというか、シリアスな雰囲気になるね。
気軽にサッと読む感じじゃない、というか。
あと、気になったんだけれど、第一話の重蔵さん、あれは推理を間違えたの? それとも真相が分かっていて、わざと間違った推理を披露したの? -
著者初の時代小説なのだが、江戸時代に舞台を移した「禿鷹の夜」のような推理小説にしか感じられない。
著者は”近藤重蔵”に対して人物造形(思い入れ)を行っていないのではないか。
つまり、火盗改時代の資料が残っていないという事を逆手に取って、年少にして博学才気、年長者にも物怖じしないと伝えられいるキャラクターが、ある状況下で、どう行動するかを描いた小説(実験的行動小説?)のような気がしてならないのだ。 -
与力・同心・小者の3人で事件をみつけ,解決しちゃう〜火付盗賊改方の長谷川平蔵が石川島人足寄場取り廻しで忙しい中,御先手鉄砲組組頭松平佐金吾定寅が火付け盗賊改方に任じられ,その配下の与力・近藤重蔵は僅か二十一歳で跡目を継いだ。剛胆な性格である重蔵は同心・橋場余一郎を遣い,家の子の根岸団平を遣って,事件を解決する。関取の鬼ヶ嶽の懐を狙った強盗・ロシアからの間者が帰国費用を稼ぐために商人を狙った事件・変装を得意とする強盗団・女剣士の乱心・覚醒剤(?)密輸〜池波正太郎亡き後を狙ったのだろう・・・中一弥の挿絵を遣っている・・・が,女剣士を悪役に仕立てたらダメだわ。時代物を読むのは大抵男だから・・・中には悪女もいるという程度にしておかないと,読者が引いてしまう。逢坂剛・・敗れたり・・・だ。池波正太郎の跡は,やはり鳥羽亮にしよう(おっと・・最近読んでいないなぁ)
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