- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062108577
感想・レビュー・書評
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3巻は要一視点。
誰もが目標にしているオリンピック出場をかけた
水面と、内面とで続く孤独な戦い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2002年6月22日読了。
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友達をなくしてまで打ち込む。
すべてをかけて打ち込む。
どんな精神力だ!! -
要一くん、かっこいい~。そしてその家族もなんか素敵。
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P111
<<知季は放っておけない後輩だ。そのまっすぐな性格と、どんな未知が
ひそんでいるかわからない才能には感動すらおぼえる。けれどいつだって
友達に囲まれ、ふつうの心休まる家庭に暮らして、中一にして彼女を作った
ことさえある知季に、彼女いない暦十七年のおれが負けるわけにはいかないのだ。
腰の故障に悩んで津軽へ帰ったかと思えば、夏のあいだじゅう、彼女との
セックスに明け暮れていた水飛沫にだって負けられるわけがない。
おれは勝つ。
勝ちつづける。>>
P188
<<「その内定取り消し騒動にしても、わたしがいなくたってきっとあなたは
最終的におなじことをしたわ。だからお礼とか、そういうのは
やめにしましょう。あなたのしたことはおおかたバカみたいだったけど、
でもどこかしら痛快だった。それでいいじゃない。口にはださなくても、
おなじことを思っている人ってけっこういるはずよ。それに……。」
P192
<<「そしてこの前逆宙返り二回半蝦型……名づけて、『SSスペシャル'99』を
ばりばりに決めてシドニーへ行きます。」
「SSスペシャル?」
「偉大なる蝦型-スーパー・シュリンプ・スペシャル、です。」
「………」
夏陽子はあっけにとられて絶句した。それから探るような、どこまで本気
なのかうかがうような声色で、
「前逆宙返り二回半蝦型は、昔からずっと前逆宙返り二回半蝦型と呼ばれて
いて、今でもだれでもが前逆宙返り二回半蝦型と呼んでいるの。
わざわざ新しい名前をつける必要があるかしら。」
「自分をその気にするためです。イメージトレーニングのニュータイプです。」
要一はどうどうと言ってのける。>>
☆きっかけは八方美人な書評
読了日:2010/06/05 -
要一くんが凄く好き
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要一くんがすきすぎる。
ともきもすきだけど、やっぱ要一くん。かっこよすぎ。 -
要一くんのお話。個人的には三人の中で要一くんが一番好き。