天を衝く〈上〉―秀吉に喧嘩を売った男・九戸政実

著者 :
  • 講談社
4.20
  • (13)
  • (10)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 82
感想 : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (634ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062108812

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 最後まで秀吉に逆らった男の話です。戦国末期、秀吉に頼り切った南部家に逆らい、滅ぼされるまで闘った九戸政実が主人公。江戸時代を生き延びた南部家に最後まで逆らい、津軽や伊達を助けた心意気が見事に描かれています。陸奥の国で大和の国に最後まで意地を見せつけた男の隠れた歴史なのかもしれません。

  • 南部一族の九所政実の話。ことごとく先読みが当たる政実。なんだかんだと言って南部一族のことを考えて動いている所が可愛い??

  • 織田信長~豊臣秀吉ぐらいの時代
    東北の南部は身内同士でもめていた
    それに嫌気がさした九戸党は単独で領地拡大に走る

    熱い。熱いぞ、九戸政実。
    天下統一できるほどの自信がありながら、己の置かれた状況を冷静に分析し不用意には表立った行動に移らない。上巻は権謀術数がメインだが、それだけでは道を拓くことは出来ないと見切る。下巻からは力で押し進めていくだろう。期待。

  • 東北万歳作家(笑)の高橋先生の作品。

    日本の戦国時代末期、南部氏の家臣・九戸政実を扱った
    小説です。

    おおまかな感じでは、スーパー主人公(九戸政実)が力にモノを
    言わせる、中央(豊臣秀吉等)の人間に対して、勝敗を度外視で
    己の誇りと意地を見せる…といった内容だった気がします。

    上記の内容のわりには(失礼)、読んでいてとても面白かったです。
    高橋先生の力量と、東北LOVEゆえのアツイ描写が読み手に
    伝わってくるせいかもしれません。

    残念なところは、主人公が格好良く描写されているのは良い
    のですが、他はイマイチ君の集まりというのはどうしてなの
    でしょう?
    性格付けが面倒くさいのかな^^

    マイナー武将好きの方と、東北好きの方にオススメです!

  •  先日の「南部九戸落城」に続き、九戸政実の活躍を描いた一品。
     とは言え、「南部九戸落城」とはセピアカラーの多少ピンボケの古びた写真と、大作映画ぐらいの違いがある。イマイチ感情移入しにくくわかりにくかった数々のエピソードも、じっくりとした筆運びにいつの間にやら信長や信玄と言った他の武将達と同等の臨場感を持って迫ってくる。
     聞き覚えのある地名がたくさん出てくるのも一興。

  • 東北地方、平泉、岩手などを舞台とした作品です。

  • テーマ設定に5つ星

  • 清清しいまでに己の生き方を貫く九戸政実に惚れる。日本史、このあたりはまだ好きなのだけど

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

1947年、岩手県生まれ。早稲田大学卒。83年に『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、86年に『総門谷』で吉川英治文学新人賞、87年に『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年に『緋い記憶』で直木賞、2000年に『火怨』で吉川英治文学賞を受賞。
本作『水壁 アテルイを継ぐ男』は、著者のライフワークである東北を舞台とした歴史大河小説シリーズの一作で、時代の順では『風の陣』(全五巻)、『火怨 北の燿星アテルイ』(上下巻)に次ぐ作品となる。以降、『炎立つ』(全五巻)、『天を衝く』(全三巻)と続く。

「2020年 『水壁 アテルイを継ぐ男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高橋克彦の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×