防風林

  • 講談社 (2002年1月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (274ページ) / ISBN・EAN: 9784062110617

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

記憶と人間関係の複雑さを描いた作品で、北海道を舞台にした物語が展開されます。リストラされた主人公が末期癌の母のために故郷に戻り、忘れかけていた過去や家族の秘密に向き合う様子が描かれています。推理小説の...

感想・レビュー・書評

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  • 北海道を舞台に、記憶をテーマに書かれた推理小説?推理ってほどでもないのですが。。。

    リストラされた主人公はこれを機に末期癌の母のため、故郷の北海道へ戻ります。妻子は着いてきませんでした。。。

    そして思い出してゆく数々の忘れてたこと、いや忘れようと勤めてたこと。。母の隠された過去。。。暴いてはいけなかった秘密。

    と、一見ミステリーですが、そうでもありません。(なんじゃそれ)

    犯人も意外な人物ではなかったし、途中こんな展開かな?と思える節も多々。。でも割と読みやすい。読んでて少し柴田よしきさんに似てる文章だな。。と思いました。

    (あ、あくまでも私の感想です。でもそういうと、

    柴田さん、もしくは永井さんに失礼かも。すみません。)読みやすい。と、いう点でです。



    登場人物もあまりいないし、展開が分かりやすいというか。。う〜ん。。でももうちょっと意外性とかどきどき感が欲しかったかな。。。

    ラスト、主人公の回想も身勝手な男の妄想っぽく終わってます。

    (この人最初から最後までこんな感じです。。。。)



    子を思う親の気持ちは夫婦であってもそれぞれ違うのですね。。どちらも子供の将来のため良かれと思ってるのは間違いないのに。。

    そういう意味では少し悲しいラストでした。。。

  • 内なる感情に正直に従い、アオイを避けるように、東京へと上京した周治ではあるが、運命に翻弄されるかのように再びアオイの元へ。北海道に戻った周治を待っていたのは、驚くべき過去の出来事であった。結末的には、それ程、突飛なものではなかったけれども、北海道を舞台にした人間関係のしがらみ、そして、何か同じものを背負った者どうしに生まれる感情とはどんなものなのかに焦点を当てて読むと面白い。

  • 意外なようで、意外じゃない終わり方だったなぁ。

  • 途中、永井するみの本ということを忘れてしまった。主人公が男性だったせいだろうか?でも、謎解きの面白さはやっぱりするみさん。いつものような女性特有の恐ろしさはなかったけど、読み応えがありました。

  • 小説。舞台は北海道。リストラを機に、東京から故郷の北海道へ引っ越そうとする妻帯者が主人公。でも有名私立通いの我が子に力を注ぐ妻は、北海道への移住を渋る。主人公の母親が病床にあったり、隣家の年上の女性の接近、過去の不可思議な出来事が順序良く編みこまれ、後半芋づる式にミステリーが解け出す。北海道の原野に立つ防風林が、時を経ても変わらないでそこにあることが、ここでは、もう消すことのできない罪の象徴にも思える。巻き込まれたかたちの主人公を気の毒に思ったり、でも同類かと思ったり、心に隙間風が吹きすさびそうな物語。

  • <font color="#666666"><table style="width:75%;border:0;" border="0"><tr><td style="border:0;" valign="top" align="center"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406211061X/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="http://images.amazon.com/images/P/406211061X.09._SCMZZZZZZZ_.jpg" border="0" alt="防風林"></a></td><td style="padding:0 0.4em;border:0;" valign="top"><a href="http://blog.fc2.com/item/406211061X/yorimichikan-22" target="_blank"> 防風林</a><br>永井 するみ (2002/01)<br>講談社<br><br><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406211061X/yorimichikan-22/ref=nosim/" target="_blank"> この商品の詳細を見る</a></td></tr></table>
    <blockquote><p><strong>記憶が嘘をついたのか
    冬の大地に埋めたはずの事件。
    赤いコートの女が、封印された過去へ男を誘う。
    気鋭の長編サスペンス!

    -----

    札幌を離れて17年経った今、再びここで暮らすことを決意して戻ってきた。
    雪が深い。この一帯は原生林に近い混交林が続いている。雪を冠した木立の向こうに、楡の巨木が見えている。
    あるべきものがそこにある。たったそれだけのことが、実に大きな慰めに、あるいは励ましになる。――(本文より)</strong></p></blockquote>
    芝園周治は、東京の大学へ進み そのまま東京の企業に就職したが、その会社が倒産するという不運に見舞われ十七年ぶりに故郷の札幌に帰ってきた。ガンに冒され 余命幾ばくもない母を見舞った病院で偶然再会したのは 元向かいの家に住んでいたアオイだった。彼女は 周治の母の最後の望みを叶えてあげようと持ちかける。それは、周治の母が帯広から逃げるように札幌に引っ越してくることになった原因となった男を探すことだった。

    母の若いころの不貞の秘密を暴く物語かと思いきや、根っこは思いのほか深く、幼かった周治にとって あまりに衝撃的な出来事へと時間を遡ることになるのだった。

    同じことを体験したと思っていても、受け取り方は人それぞれだろう。そして、あまりに衝撃的なことに出会うと、その記憶そのものまで封じ込めてしまおうとするのが人間なのかもしれない。そうなるともはや、同じ体験をしたとも言えなくなってしまうのである。
    真相はあまりに哀しいが、まだ終わってはいないのかもしれない。</font>

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