事典・哲学の木

  • 講談社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (1088ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062110808

作品紹介・あらすじ

本邦初の達成!
読み、考え、調べる!哲学する事典

いま考えられる最高の執筆陣
[項目例]
【私】永井均
【時間】中島義道
【殺す】中島隆博
【ア(阿)】中沢新一
【論理】野矢茂樹
【ファシズム】大澤真幸
【魔】山本ひろ子
【自己組織化】河本英夫
【映画】小林康夫
【政治】橋爪大三郎
【構造主義】池田清彦
【顔】鷲田清一
【実体】神崎繁
【証言】高橋哲哉
【原理主義】臼杵陽
【正義】東浩紀
【安否】立川武蔵
【主体】酒井直樹
【精神分析】新宮一成

〈本書の5大特徴〉
●大項目主義
一項目平均400字で10枚以上。類書によくある同義反復的な単なる語釈を徹底して拒否し、考え方の道筋を示し、執筆者自身も哲学する本格的内容。厳選の400項目。
●充実の目次、索引
調べるためのサポートも完備。項目目次では、各項目間の関連もわかり、哲学、思想の全体像が把握できる。筆者目次では、筆者からの検索も可能。
索引は約6000語。必要な用語は索引で引くことができる。ブッダやプラトン、カントから、魯迅、フロイト、折口信夫、ウィトゲンシュタインまで、あらゆる固有名詞もここで網羅。しかも、文脈の中でその言葉の意味、用法がよくわかる。
●わかりやすい文章
哲学といえば、難解な言葉、翻訳調の悪文の代名詞だった。しかしそれは近代日本の悪弊にすぎない。すべての項目で、読んで明快にわかる良質の日本語による哲学を実現。
●西洋偏重にならない
哲学には、本来、西洋も東洋もない。従来の西洋哲学史中心の編集を排し、非西洋の思想を積極的にとりいれた。イスラーム、中国哲学、仏教などと、デリダ、レヴィナスなど現代哲学が切り結ぶ項目にその真骨頂があらわれている。
●参考文献の完備
各項目の末尾には、主として日本語参考文献を挙げた。より深く知りたい、考えたい人のための、格好の道標になる。

感想・レビュー・書評

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  • 南山大学に所蔵あり
    事典

  • 事典
    南山大学に所蔵有

    ・デカルトが哲学を一本の木に例えたことからつけられた題名。
    ・自分自身の哲学的思索とこれまで哲学であるとされてきた伝説との「媒介作業」を目的として作られた。
    ・項目と筆者の目次がある。
    ・索引は和語編と欧語編がある。

  • 南山所蔵図書 (1F_指定図書)
    事典

  • 気になった哲学用語を好きなときに読む面白さ。
    本が分厚い…全部目を通せる日は来るのか。

  • 普通に読むことを目的に書かれた辞典。内容は多岐に渡り、必ずや読む人の興味の湧く項目が見つかるはずだ。哲学と言うと、ともすると哲学史を学ぶだけになりそうだが、これを読めば世界を紐解く切っ掛けになるかも?

    各項目の内容が面白いかどうかは、書いた先生にだいぶよる笑
    面白そうな先生の他の著書も読みたくなること請け合い

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著者プロフィール

1951年生まれ. 専攻, 哲学・倫理学. 慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位所得. 現在, 日本大学文理学部教授.
著作に, 『〈私〉の存在の比類なさ』(勁草書房, のち講談社学術文庫),『転校生とブラックジャック──独在性をめぐるセミナー』(岩波書店, のち岩波現代文庫), 『倫理とは何か──猫のインサイトの挑戦』(産業図書, のちちくま学芸文庫), 『私・今・そして神──開闢の哲学』(講談社現代新書), 『西田幾多郎──〈絶対無〉とは何か』(NHK出版), 『なぜ意識は実在しないのか』(岩波書店), 『ウィトゲンシュタインの誤診──『青色本』を掘り崩す』(ナカニシヤ出版), 『哲学の密かな闘い』『哲学の賑やかな呟き』(ぷねうま舎), 『存在と時間──哲学探究1』(文藝春秋), 『世界の独在論的存在構造──哲学探究2』(春秋社)ほかがある.

「2022年 『独自成類的人間』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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