それでも、警官は微笑う

著者 :
  • 講談社
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感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062112130

感想・レビュー・書評

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  • タイトルがまず目に入ってパラパラと頁を繰っていたら
    『スーツに白いスニーカー』と云う一文が見えて即購入。
    高村ファンなら解る筈。

    推理小説ファンのボンボン警部補が出してくる
    幅広い推理小説ネタが面白く本筋もしっかりとしている上
    どもキャラクターも魅力的なので刑事ドラマを倦厭しがちな人でも楽しめるかと。

    高村先生に傾倒しているらしく(おもに主要)キャラを
    必死で汚そうとしているのが判ってその点では少々興醒めしましたが…。

  • 目指す主眼は多分、謎解きやミステリという部分だけではなく、(大きな意味での)組織に属する者として、そして一人の人間として、どうあるべきか、というところにあるのかな。
    潮崎が警察小説のミーハーであるのと同じように、たぶん作者本人も高村作品とかが大好きで、警察小説というものに敬意を払い憧憬を向けながら、真正面から取り組もうとしているのだろうな、という真摯さが窺えて、それがとても嬉しいです。

    個人的には、宮田が好き。報われないひとなんですけれど、それでもこのひとが最後に決めた自身のあり方はとても好きだなあ。
    潮崎も可愛いんですけど、自己嫌悪でシンクの下の配水管が通っている棚に潜りこむとかもう、微笑ましすぎます。

  • 硬派のタフガイと軟弱なお坊っちゃま。一見ミスマッチなこの刑事コンビこそ「踊る大捜査線」が呈示した警察改革の継承者に他なるまい。内外の敵を向こうに回し、渾身の捜査を繰り広げる“現場”の戦士たち。

    第25回メフィスト賞受賞作

  • そして、俺も微笑う。

  • 何か面白い本はないかしらと数年前に直感で買った本です。
    メフィスト賞をとった作品とか。

    現場で働く硬派な刑事と年下のキャリア組のわりに腰の低い理解ある上司。
    異色のコンビですがよく合っていて掛け合いが楽しいです。

    それなりの長さの本ですが、話の流れも無理がなくすらすらっと読めてしまいました。
    面白かったです。

    このコンビのお話は続編も出ていますので、ぜひごらんになってくださいませ。

  • 登場人物が多く途中でこんがらがりそうになりながらも、潮崎くん可愛さで最後まで読んだ。合田の白ズックを履く潮崎くん可愛いよ潮崎くん。フジョシ的にかなりおいしい展開のような気もするが何故か萌えず。残念。

  • キチクとあだ名される武本巡査部長。茶道の本家家元を父に持つ潮崎警部補。ここ三年で目立って押収されるようになってきた製造元不明の銃を追ううちに、別件で捜査する麻薬取締官の宮田と出会い・・・。

  • メフィスト賞(25回)

  • 出てくる刑事?警察官はどのヒトもかっこよかった。
    私は塩崎警部補が好きです。

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