冬の旅人

著者 : 皆川博子
  • 講談社 (2002年4月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (526ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062112567

作品紹介

十九世紀末、帝政露西亜。十七歳の川江環は、日本人で初めて画学生として留学をゆるされる。がんじがらめの女学院を抜け出し、混沌のペテルブルグ、流刑地シベリアと憑かれたように彷徨い、それぞれの土地で絵筆を執り続ける環。露西亜という船に運命を託した環は、やがて革命の大きな渦へと呑み込まれてゆく-。

冬の旅人の感想・レビュー・書評

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  • 帝政ロシアの末期。日本人留学生の一生。

  • 初読

    な……長かった…
    帝政ロシア末期、17歳の日本人女性がロシアをひとり、
    生き抜く話。

    この時代のロシアの、暗くて不潔で濃厚なムードはたっぷり。
    ロシアについて書かれたものには必ず描かれる迷信深い、
    土着の何か…。革命に至るムード、気配もたっぷり書かれてる。

    ただ、環(タマーラ)は私にとってあんまり興味がわかないタイプでw
    花乃視点の話の方が読みたかったかも?
    フェージャも結局なんだよ、とまぁ、わかったようなわからんような。
    ラスプーチンもあのラスプーチンだよなぁ、
    いつからあのラスプーチンになるんだろと思ってたら
    わりとあっさりなった上に急に歴史ファンタジーの様相で
    タマーラがアレと皇女を見付けたくだりはちょっとシラけてしまいました。

  • ロンドのような。浮かんでは沈み、浮かんでは沈みを繰り返す。この儘ならない感じが、重くて深い。

  • 19世紀末のロシア帝政時代。聖像画を学ぶために留学生としてペテルブルグの修道院に来た川江環(タマーラ)を主人公とする小説。

    中盤までは芸術小説なのかと思って読んでいたのだが、後半になってラスプーチンが登場したり、皇帝ニコライ2世の一家との交流が、中心になり、がぜん歴史小説っぽくなる。

    個人的には、芸術家の狂気じみたところをもっと最後まで出してほしい感じがあったが、作者の意図はそうではなかったのだろう。とても面白かったのではあるが、そのズレがちょっと残念だった。

  • お、重・・・・ッ
    革命期のロシアですね。・・・暗い・・・。油断してると胃もたれ起します。主人公は天才型なのか、本当に一緒にいたら耐えられないだろう困ったちゃんだな。あの女の子よくついてったな。

  • 最後の一行の満足感と言ったら!!

  • 死=透明
    ここに一番感動した。

  • タマーラの人生のなんとドラマティックなことか。異国で革命を目の当たりにするなんて・・・。とても自分では経験できないようなストーリーがドラマティックにそれでいて本当にそこに自分がいるように、タマーラになっているかのように読めるお話でした。すごくおもしろかったです。

  • ロシア革命前後の激動の時期を日本人女子留学生が生きた、という架空の設定で描く歴史絵巻。

  • 引き込まれ方がすごかった。皆川パワーすごい。長編初めてだったけど、面白・・・!!!

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