銀行総務特命

著者 :
  • 講談社
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感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062112697

作品紹介・あらすじ

極秘「企業選別リスト」の売買事件、美人女子行員「AV出演」で明るみに出た銀行員の淫靡な欲望、ストーカー事件の陰に隠された陰謀、人事vs.総務の熾烈な暗闘、破綻銀行のペイオフ発動に仕掛けられた罠…。見かけは端正で完璧なエリート集団が引き起こす生々しい不祥事に、総務部特命が挑む。

感想・レビュー・書評

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  • 巨大銀行で次々と起こる不祥事・スキャンダル処理の特命担当調査役・指宿修平。
    特殊な「捜査権」を与えられた男の孤独な闘いを描いた銀行ミステリーの傑作!
    極秘「企業選別リスト」の売買事件、美人女子行員「AV出演」で明るみに出た銀行員の淫靡な欲望、ストーカー事件の陰に隠された陰謀、人事VS.総務の熾烈な暗闘、破綻銀行のペイオフ発動に仕掛けられた罠……
    見かけは端正で完璧なエリート集団が引き起こす生々しい不祥事に、総務部特命が挑む!
    (アマゾンより引用)

    てか、何で銀行ってそんな隠蔽体質なんやろ?
    全てを晒してしまったほうが潔くて信頼出来る気がする

  • 銀行はここまで汚くないけど、、、とも思う内容。
    最近の池井戸さんとはまた違った、20年前のストーリー。スッキリというより、大分ドロドロしていて、後味が悪いものが多かったかも。。

  • 帝都銀行総務部特命、不祥事係指宿調査役の短編8編

    ・漏洩
    ・煉瓦のよう
    ・官能銀行、
    ・灰の数だけ
    ・ストーカー
    ・特命対特命
    ・遅延稟議
    ・ペイオフの罠

    取引先情報の漏洩、汚職、横領、銀行員の素行の悪さなど、あらゆる不祥事の解決を仕事とする指宿。

    途中から天敵の人事部から移動になった敏腕美女調査役の唐木とタッグを組み、銀行の不正とメンツを保つために奔走する。


    池井戸さんならではの作品でしたが、もう少し厚みがあっったらもっと面白い展開になりそうなネタばかりでした。

  • 一話が短編になっていて読みやすい。池井戸潤は銀行ものに限る。特命がカッコよくてシンプルに面白い。
    @県図書館

  • 一つ一つ面白いのですが、短編集なので、ストーリーの厚みがなくなり結末が予想しやすいのが残念です。そのため、指宿や唐木のキャラクターも薄くなってしまっている感あり。個人的に短編は好きでない、物足りないのかもしれません。

  • ペイオフとか遅延稟議とか前に読んだ気がしてたけど気の所為だったみたい。官能銀行が面白かった。やっぱり悪いコトした人は痛い目みなきゃ。

  • 短編集。銀行の不正話。

  • 20140726読。

  • 銀行内の不祥事を専門に扱う、総務部特命グループの指宿修平(いぶすきしゅうへい)の話。8つの短編で構成されている。後半は唐木怜(からきれい)という美女が総務特命として加わる。
    さすがに銀行の話が得意な作者の本領発揮で、内部の細かな描写、設定はリアリティーを感じる。
    それぞれの話にどんでん返しがあり、おもしろい。短編らしく、余韻を残して終わるようになっているが、もう少し結末をはっきりさせるとよかったと思う。

  • 短編ばかりでどれもさらっと読めた。ただ長編のような面白みというか深みはなかった気がする。短編だから落としどころも少し甘い感じがした。

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著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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