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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062112871
みんなの感想まとめ
歴史と小説が交錯する作品で、フランシスコ・ザビエルの知られざる一面を浮かび上がらせています。著者は、彼の残された手紙を基に、ザビエルの人物像を想像力豊かに描写し、歴史的事実とフィクションの境界を曖昧に...
感想・レビュー・書評
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誰もが知っているフランシスコ・ザビエル。
ところが、有名な割に何をしたか知らない。
こういう本に手が出るほど、齢をとった証拠か?
著者はよく調べている。
手掛かりの殆どは、残された彼の手紙と思われる。
500年前の手紙がこれほど残っているということ自体オドロキ。
昔はそれほど手紙が貴重だったのだろう。
現代はどうだ?
メールなんて、比べ物にならないくらい軽い。
必然的に、込める想いも異なる。
・・・・・・
もちろん、残っている手紙などの証拠だけでは、ザビエルの人物像は浮かび上がらない。
そこで、この著者は彼の想像で補完した。
ザビエル自身が語ったような文体で。
こうなると、歴史なのか、小説なのかの区別が曖昧になる。
この本は、小説の方に重点を置いたようだ。
ところが、著者の作家としての腕前が問題になってくる。
その点、ちょっと力量不足だ。
残念ながら・・・・・・。
それにしても、内容は興味深いものであった。
本のカバーは、人間をぐるぐるに縛り上げ、逆さに吊るしている絵なのだが、どこにも説明が無い。
ところが、本を読んでいくと、この意味が明かされる。
人間が考え出す拷問というものに対するアイデアというか、執念というか、感心してしまう。
あと、キリストがなぜ、日本で思いのほか広がらないのか、考えさせられた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
フランシスコ・ザビエルを描いた歴史小説。
苦難に満ちた布教の旅程を淡々と描く文章には著者らしいシニカルさが無いことから、逆にこの作品の異質さを感じる。
いやしかし、信仰の旅が交易なしには遅々として進めないことや、異国での宗教への誤解や偏見、そして布教のための迎合などには歴史への、特にグローバリズムへの皮肉がわかりやすく提示されている。
そしてまたザビエルの視点から描かれる日本人の姿もまたアレなもんだ。 -
気に入った本の著者が書く別作品を読み漁るのは私の癖です。これも例に漏れず。
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2006/12/24読了
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なぜ突然このテーマを?という疑問が湧く.共同体を越境していく者がこの時期の作者のモチーフだったのかな.
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