熊の場所

著者 :
  • 講談社
3.52
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本棚登録 : 681
レビュー : 134
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062113953

作品紹介・あらすじ

何が飛び出すか誰にもわからない最強の純文学。圧倒的文圧で疾走する表題作『熊の場所』を含む全3編を収録。

感想・レビュー・書評

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  • なんで読んだんだっけ?

  • ぼのぼの?あんなにほのぼのはしてないけど、むしろスプラッターなんだけど、どこかぼのぼの的だなと思いました。それから、道徳的かな…。色々興味がわきました。舞城王太郎

  • 舞城氏の作品を連続で読んでいると同じようなシーンが結構出てくるのでそれはそれで面白い。思考の方よりも見て取れるように思う。
    日常に潜む非日常

  • 【386】

  • やっぱすごい。軽薄でありながら、ぐいぐいひっぱる力はほんもの。抜けきらない感じがあるが、もう抜け切ろうとも思っていないのだろう。従来の小説の価値観とは別の価値観で戦っている気がする。クラシックではなく、あくまでJ-POPの世界で戦っている感じ。でも力は本物だと思う。

  • オカルトオチにされると拍子抜けするが、面白い。

  • 中学生時代、表紙に釣られて読んでトラウマになった作品。怖かったというよりは、エログロが直球すぎて不快でした。
    当時は「ゲームや漫画なんかより、R指定もなく買えてしまうこういう小説の方を規制しろよ!!!」と生意気にも憤慨していた記憶があります。


    最近、そんな本書と図書館で再会したので、読み直してみました。
    あの頃は幼かったから刺激が強過ぎただけ…と思っていたのですが、大人になった今でも、やっぱり不快感は拭えませんでした。

    3作品収録されており、それぞれ犬猫、社会的弱者、主人公の恋人、が理不尽に殺されたり暴力に晒されたりします。いずれも動機がぼんやりして不明瞭なので、なんとなくモヤモヤしてしまい、それが不快感の原因なのかも知れません。


    もう読むことはないと思います、ごめんなさい。

  • 表題作、バット男、ピコーンの三作。らのべちっく。文体は軽くて読みやすいが、中身はそこそこ重め。面白かった。

  • 反省しなければならない。舞城 王太郎というペンネームの、軽薄な印象から、ずっと食わず嫌いだったことを。面白いよ?と薦められたことがあったにも関わらず、今まで読んだことがなかったことを。
    とにかく驚愕!の一言だった。その半端ない疾走感たるや、とても小説という文字表現とは思えない。スターウォーズで小型の宇宙船がビュンビュン飛び交う様を思い起こすほどだった。内容の好き嫌いはともかく、この疾走感だけはたぶん誰にも否定できないだろう。
    そして内容。
    「弱い者たちが夕暮れ、さらに弱い者を叩く、その音が響き渡れば、ブルースは加速していく。見えない自由がほしくて、見えない銃を撃ちまくる。本当の声を聴かせておくれよ。」というブルーハーツの詩そのものだと感じてしまった。僕は、ブルーハーツのパフォーマンスは好きではなかったが、その言葉は好きだった。舞城王太郎のこの本も、その舞台設定は好きではないが、そこで描かれているものには、どうしようもなく惹きつけられた。
    また、本書のタイトルも、装丁も、とても素敵だ。

  • 舞城王太郎第1短編集

    何が飛び出すか誰にもわからない最強の純文学!
    圧倒的文圧で疾走する表題作『熊の場所』を含む全3編を収録。

    僕がまー君の猫殺しに気がついたのは僕とまー君が2人とも11の時、つまり同じ保育所に通っていた僕たちが一緒に西暁小学校に上がり、同じ教室で勉強し始めて5年目の頃だった。――(本文より)

  • 誰でも持ってる『熊の場所』私はこれを読んでから熊の場所に立ち向かうようにしてます。辛い時必ず『熊の場所』と呟いてますよ。いい話。

  • 〈内容〉何が飛び出すか誰にもわからない最強の純文学。圧倒的文圧で疾走する表題作『熊の場所』を含む全3編を収録。

  • 舞城作品は、何度読んでも文字のスピードについていくのがやっと。強烈すぎる登場人物逹の個性と展開に圧倒されます。

  • 相変わらず暴力描写に貧血を起こしそうになるのですが…

    熊の場所
    恐怖の克服とか勇気とか好奇心とか、誰しもが持つものを舞城らしく綴ったお話なのかなと思いました。
    自分の熊の場所はどこなのかと考えてしまいます。

    バット男
    自分の気持ちを熱くする周囲に対して、主人公がすごく無機質というか現代的というか、そんな印象でした。
    (まもるべきものが出来たラストで覆りますが)
    なりたくないから傍観するのか殴るのか。
    歪んだ愛の形でさえあるのか。

    ピコーン!
    阿修羅から入った私には、舞城らしい主人公の女の子だな~と思いました。
    そして暗い話なのに、なぜか最後はハッピーエンドというか爽快感というか。

    過去現在未来の場所についてのお話なのかな?
    あり方というか、その場所を取り戻す?気付く?手に入れる?までのお話みたいな。

    舞城作品は長編の方が好きだと思っていたのですが、短編も充分楽しい!と改めて思った本でした。

  • 主人公の宏之くんが父親のこんな言葉を思い出す場面がある。“恐怖を消し去るには、その源の場所に、すぐに戻らねばならない” 彼はそんな恐怖に懸命に対峙しようとする。恐怖の対象であるまー君はある意味超人なんだけど主人公の僕はいたって普通の子だ。それでも彼は恐怖との戦いに勝ち、まー君は負けた。陰惨な場面もあるけどすがすがしい小説だった。
     ぼくはどうだろう。こどもの時通学路に猫の死骸があった。道の真ん中にぼーんと。車に轢かれたみたいでひどいありさまだった。ぼくは血が苦手だったので絶対みないようにしたんだけど、狭い道だったし、遠回りするのも面倒だった。意を決してそこを通ることにし、踏んじゃったら困るので薄目を開けて指の間からそーっと見た。…見なきゃよかった。それ以来ぼくは小学校を卒業するまでその道を通るだびにビクついて歩くことになった。猫が横たわっていた場所は絶対に踏まないようにしながら。だから彼の父親が言っていたことがぼくにはよくわかる気がする。

  • 下世話だし不気味な感じなんだけど、読めてしまう。勢いがある文。

  • 一文が非常に長いのに難なく意味が理解できて、且つ面白いって、やっぱすごいな。

    「バット男」は結局二人の行く末が気になるところで終わって少々消化不良だけど、「熊の場所」はテーマが興味深く、「ピコーン!」は話の流れの勢いがよかった。

  • 生と死そのもののテーマを、憐れみなく、理解したふりも共感もなく、余分な重みもなく、等分の痛みと罪と罰を、未来を、人が感じる真っ直ぐな感情そのままに直線で叩き出す潔さ。このひとが天才だと言われる所以が、やっと分かった気がする。

  • 3つの短編が収められた、作品。
    「熊の場所」「バット男」は会話のセンスが絶妙でかなり笑える!
    舞城さんって、純文学に分類されるらしいけど、ほんとにそうなのかな?どの作品も純文学(明確な線引きが分かりませのでイメージ)という感じがしない。
    ナンセンスコメディとか?
    この作品も舞城ワールド全快。
    愛情や人間関係・社会の仕組みを独特のセンスで揶揄して笑いにつなげるのは見事!
    このセンスが羨ましいな。

  • 16歳の時学校サボって岡町のバーミヤンで
    これ初めて読んだ時の衝撃!はんぱなかった。

    あれから色んな舞城読んだし、他にも表現が新しい作家は出てきて、斬新さは薄れたけどそれでもやっぱり面白い。
    咀嚼すると顎が痛い。
    舞城を初めて読む人にもぜひどうぞ。

    「熊の場所」「バット男」「ピコーン!」3篇。
    表題作は三島由紀夫賞候補作。
    2つめのバット男が一番好き。
    暴力は誰のなかにもあって弱いほうへと伝染していくよ。
    ピコーン!はフェラチオ1000本ノック…せつない。

  • 恐怖のままになるとやだから克服しに戻るよねー!!

    読んでよかったわ。

    小さい頃の自分の頭ん中がリアルによみがえってびびった。

    んでなんつーか軽くカタルシス。

    わたし的に五つ星です。

    持ち心地もよろしく、熊の絵のとこの凹凸とかもなんか、なんかいいっすよ。

  • 福井などを舞台とした作品です。

  • (収録作品)ピコーン !/バット男/熊の場所

  • ピコーンが1番好き

  • 強い


    マイ・ファースト・舞城

  • 「ピコーン」が一番好き。下品だけど笑えて、そしてせつない。

  • わたしは熊の場所もバット男もピコーン!も全部よかった。中身が人間らしさであふれてるから。人のきれいなところにもきたないところにもまっすぐで、忠実だとおもう。(101105)

  • インパクト大

  • 「熊の場所」「バット男」★★★★「ピコーン!」★★★(08/6/29)

  • 「熊の場所」「バット男」「ピコーン!」の全3編。
    表題作が第15回三島由紀夫賞候補だというので買っても、タイトルも装丁もとぼけた感じなので放置していたが、読み始めたら止まらなくなり一気に読んでしまった。

    猫殺しのサッカー少年や暴走族あがりの男女など登場人物は変だし
    ちょっと気味悪いところもあったりするが3編とも面白かった。

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著者プロフィール

1973年、福井県生まれ。2001年『煙か土か食い物』で第19回メフィスト賞を受賞しデビュー。03年『阿修羅ガール』で第16回三島由紀夫賞を受賞。『熊の場所』『九十九十九』『好き好き大好き超愛してる。』『ディスコ探偵水曜日』『短篇五芒星』『キミトピア』『淵の王』『深夜百太郎』『私はあなたの瞳の林檎』など著書多数。12年には『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦著)の25周年に際して『JORGE JOESTAR』を刊行。近年は小説に留まらず、『バイオーグ・トリニティ』(漫画・大暮維人)の原作、『月夜のグルメ』(漫画・奥西チエ)の原案、トム・ジョーンズ『コールド・スナップ』の翻訳ほか、短編映画『BREAK』や長編アニメ『龍の歯医者』の脚本、短編アニメ『ハンマーヘッド』の原案、脚本、監督などをつとめている。

「2018年 『されど私の可愛い檸檬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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