半落ち

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 2345
レビュー : 415
  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062114394

作品紹介・あらすじ

「人間五十年」-請われて妻を殺した警察官は、死を覚悟していた。全面的に容疑を認めているが、犯行後二日間の空白については口を割らない「半落ち」状態。男が命より大切に守ろうとするものとは何なのか。感涙の犯罪ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 面白い!と、まあまあ…半分ずつ。
    オチは、そんなもんだろうと思う。が実際を考えると感慨深い。最後は目頭が…。職務と人間味の葛藤は辛いですよね。しかし、この本を読んでヒントを得たようなきがします!とても参考になりました!

  • いろんな視点からストーリーが進んでいくのは面白かったが、その視点で見ていく中でどんどん膨らんでいく「劇的な結末」への期待はちょっと裏切られたかなぁ。
    そこまで劇的ではなく、真実がわかり静かに終わった感想。
    そもそも田辺誠一さん目当てで映画を観るのに先に原作が読みたくて読んだのだが、なんとなく映像化してる方が面白そうだなと思うので今から映画見るの楽しみ。

  • 病気の妻を殺してから自首するまでの空白の二日間。彼はいったいどこで何をしていたのか。犯行を自供しながらも頑なにその理由を語らない元警部。取調官、検察官、新聞記者、裁判官、弁護士、刑務官がそれぞれの立場からその謎を追う。 彼にあと1年生きようと思わせた理由は何なのか。それを知った時、なんとも切なく、そして胸があつくなりました。

  • 最後はじーんと来ます。
    人は絆によって、生かされている。

  • 逮捕され、裁判になり、刑務所に入っても半落ちのまま。誰も正義を貫けないまま話が進んでしまうところに現代日本の病理を感じました。警察、新聞記者、検察などを書かせたら作者の右に出る者はいないのではないか、と思ってしまいます。この作品の核心である「ある点」にケチをつけた直木賞選考委員の某作家には、「事実がそんなに偉いのか」と言いたいです。作品の面白さが全てであることは、この作品が売れて、多くの人に愛されていることが証明していると思います。

  • 学生の時、何となく母の本棚から拝借して読んだ本です。

    確か初の横山作品だった気がします。
    この本をきっかけに、横山さんにハマっていったんだよなぁー。

    私にとって、ひとつの思い出の本。

  • 〈内容〉「人間五十年」―請われて妻を殺した警察官は、死を覚悟していた。全面的に容疑を認めているが、犯行後二日間の空白については口を割らない「半落ち」状態。男が命より大切に守ろうとするものとは何なのか。感涙の犯罪ミステリー。

  • 文句なしの傑作。

  • 心地よい読後感−「死なせない」「この男を死なせてなるものか」
    シンプルで力強い文章に引っ張られて一気に読めた。被疑者の「余白」の部分を解明しようとする男たちのそれぞれの思いと、組織の圧力、それに屈する男たちの無念と執念。命を奪うと同時に命を守ろうとする男・・・作者の正義感が伝わってくる傑作。

  • 映画が公開された時になんとなく気にはなったものの見ずにいた。
    殺人後の空白の2日を巡る様々な立場の物語。
    一章一章短く感じるが濃密でスピード感があって読みやすかった。
    “あと一年”に込められた意味がとても深くて、梶という人間の優しさに支配されたような物語だった。

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著者プロフィール

国際商科大学商学部卒業。1979年上毛新聞社に入社。1991年、『ルパンの消息』が第9回サントリーミステリー大賞佳作を受賞。1998年、『陰の季節』で第5回松本清張賞を受賞、小説家デビュー。代表作に『半落ち』『クライマーズ・ハイ』『64』などがある。

「2015年 『漫画でよめる! 語り継がれる戦争の記憶 戦火の約束』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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