深川黄表紙掛取り帖

著者 : 山本一力
  • 講談社 (2002年12月発売)
3.29
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  • 6レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062115278

作品紹介

われら、裏稼業、江戸の厄介事、よろず引き受けます。元禄版始末処は、年中暇なし。

深川黄表紙掛取り帖の感想・レビュー・書評

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  • 今後の活躍に期待

  • 商人からの依頼を受け、蔵秀はじめ4人が、知恵を出し合い解決する連作短編。大金が動く取り引きを、依頼人にはガッポリ儲けさせ、敵にはギャフンといわせる実に爽快なストーリーでした。相手の裏またその裏をかくドキドキの展開もあり。蔵秀の父もどっしりと存在感があって好きな人物です。蔵秀と雅乃の今後も気になります。

  • ☆4つ
    これまた凄く面白い本でございますうr。

    シリーズものの体を成す山本一力の作品ではいくつかの「稼業」が物語の重要な役割を担っている。
    礼を引くと(w一度この「引く」という非常にブンガクテキな言葉を使ってみたかったのよ。うひひw)

    ・損料屋=現代で言えば「レンタル業」 日用品冠婚葬祭に必要なものなどを貸して料金をとる

    ・掛取り=掛売の代金を取り立てる事、人。サラキンのとりたて業者、とはちょと違うか。

    ・定斎屋(じょうさいや)=売薬行商人。今で言う富山の薬売りか。あ、今はそれもいな。すまぬ。

    ・駕籠舁き=いわづとしれた稼業だわな。でもこれももう今無なり。

    ・臥煙(がえん)=火消しのこと。
    定火消しの火消人足を臥煙と言った。常に法被(はっぴ)一枚とふんどしだけで気が荒い。臥煙部屋と呼ばれる大部屋で葵起居待機する。就寝時は一本の長い丸太を枕に10~1人程が並んで眠り、緊急時には寝ず番の一打で一斉に起きる。歌川(安藤)広重が描いた火事絵「江戸の華」には、臥煙についての記述がある。要約すると「極寒でも法被一枚だけ、全身に刺青を白足袋はだし・・・、法被の着こなし粋にして勢いよく・・・、家柄有る子息も臥煙に憧れて身を誤るものが少なくない・・・」とある。

    まあ、臥煙は別の本に出てくる稼業の話だけれども、そちらもこちらも面白さわ相当なもんだ。いやぁー 山本一力 遣るもんだ。

  • 山本さんの「損料屋喜八郎始末控えシリーズ」に似た作品、金に絡んだ元禄時代の江戸の厄介ごとを、知恵で解決する裏稼業。大店が桁違いに抱えた大豆を、大掛かりなアイディアで始末する。「端午のとうふ」等、5編。夏場の3ヵ月だけ夏負けの特効薬「定斎」売りの蔵秀を中心に長身で尾張町の小間物問屋のひとり娘の絵師・雅乃、印形屋の次男坊の文師・辰次郎、明かりを使った細工ものの名人飾り行灯師・宗佑の若い四人が力をあわせ、豪商・紀伊國屋文佐衛門とも渡り合い柳沢吉保も登場。続編に『牡丹酒 深川黄表紙掛取り帖』が有る。

  • 江戸のトラブル解決グループの活躍。連作で話は繋がる。山本さんらしく、丁寧な設定なんだけど内容はイマイチ。娯楽に深みを求める気はないけど、あまり人物が活きていないし展開も弱い。紀伊国屋とか柳沢吉保も有名人の権威みたいな雑さでしらける。山本作品としては、中の下かな(笑)

  • 8/12/09図書館

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