「荒ぶる」復活

  • 講談社 (2002年11月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062116312

みんなの感想まとめ

テーマは、2000年代の早稲田ラグビー部の復活と、清宮監督のリーダーシップに焦点を当てています。清宮氏は選手たちに自信を与え、大学日本一へと導く過程で、独自の理論と強いリーダーシップを発揮しました。彼...

感想・レビュー・書評

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  • 2000年代、早稲田ラグビー部を低迷から救ったのは清宮氏だ。私は早稲田ラグビーの伝統をリセットさせて、全てを変革したと思っていた。

    この本を手にするのは約20年ぶりだ。
    清宮氏が選手たちに、自分たちが勝てるという自信を植え付け、モチベーションをあげ、大学日本一へと導いていく。
    理論と分析力、プレゼン力に優れ、強いリーダーシップがある。外国からコーチを招聘したり、企業と連携してトレーニングルームを一新させたり、医学的なケアも充実させたりした。
    でも、今回読んでわかったことがある。
    それは大西鐡之祐氏からの影響である。
    大西氏の「戦術ノート」はただ単なる戦略ではない。コンピュータがない時代に選手の動き、パスの回数、パスまでの時間などのデータを記録し、戦術を練っていたのである。24時間のうち23時間ラグビーのことを考えていたのではないかと思えるほど。
    清宮監督はそんな大西監督を尊敬しつつも、早稲田、サントリーで学び形成していった独自の理論で選手を導いていく。もちろん彼をサポートしたコーチやスタッフも素晴らしい。
    しかし、やはり清宮氏はカリスマ的存在。
    短期間でチームを再建するには彼が最適だったのだろう。
    清宮氏の教え子、太田尾監督にも期待したい。
    ちなみに太田尾選手をフルバックからスタンドオフに抜擢したのも清宮監督である。
    早稲田の「荒ぶる」復活に期待。

  • 大学ラグビーの季節がやって来ました。大学ラグビーの裏側が知りたくて読みました。数々の大学の熱い勝負に胸を打たれます。ラグビーは番狂わせの起きにくいスポーツということも初めて知りました。確かに大学選手権では、各リーグでの順位がそのまま結果に現れているように思えます。観戦する楽しみが増えました。

  • 清宮さんの著作、ということで手にしました。
    ラグビーのことは全く知らない私ですが、清宮さんの熱のいれ方というか、考え方がよく出ている本でした。
    ただ、もうちょっと哲学的なものがあるとよかったなーというのが正直なところです。

  • 2000年代初頭、低迷していた早稲田ラグビー部の監督に就き、早稲田を大学日本一に導いたときのことを書いた本。
    私もラグビーが好きなので、清宮監督時代のことはよく覚えている。
    少し薄笑いを浮かべたような表情でグランドを見つめ、そしてチームはいつも勝つ。
    その裏には、緻密な作戦と、部員全員が団結して一つの目標へ向かうようにモチベーションを上げさせる秘策と、一方で個々の部員に対して厳しいことを言わなければならないときの気の使い方、けがに対するフォローなど、全てに対して目を配り、優勝して当然だという環境を作り上げることを目的としたコーチの選出と、何よりも清宮監督の「絶対勝てる」という強い信念があった。
    今年は久しぶりに、学生ラグビーに注目したくなった。
    清宮監督はもういないけど。

  • 大学のコーチをやってたときに読みました。

  • 早稲田やべ〜〜〜〜〜!!

  • 早稲田ラグビーをわずか2年で日本一に押し上げた清宮監督の本。
    理論的にも精神的にもチームを強化したその改革が描かれている。
    理論的に強化することは今の時代大事なことだ。
    それをスポーツ界で清宮監督が断行したからそれが成果として表れたと感じる。
    精神的にも「俺たちはやれるんだ!やるんだ!」というものを作り上げたことは大切なことだと思う。

  • 清宮克幸と山下大悟が「荒ぶる」を手に入れるまでの軌跡。アディダスとの提携裏話も書かれています。

  • 清宮さんアツいっす!
    早稲田ラグビー、かっくいい。

  • 私が学籍を置いていた頃、ラグビー部は弱かった。弱いとは言っても関東では強豪であることには変わりなかったが、早稲田大学ラグビー部である以上、少なくとも対抗戦を制せなければ弱いということになる。
     そんな冬の時代の早稲田に清宮氏が監督として登場し、早々に日本一を目指せる集団を作り上げ、あっという間に日本一となる。この本の主題はなぜ早稲田大学ラグビー部は一瞬にして強くなったのかということに尽きるだろう。
     日本人はきっと伝統というものが好きだ。それはスポーツにおいても当てはまることであり、古豪と呼ばれるようなチームには若者には意味の分からない伝統が山ほどある。90年代後半の早稲田大学ラグビー部はまさにそんな伝統にがんじがらめにされ、身動きが取れなくなっているチームの代表であったように思われる。
     そこに清宮氏は現れる。清宮氏は最新の設備が整ったトレーニング施設を整え、最新の戦術で最高に合理的な練習を取り入れ、選手の意識を改革し、チームを真の戦闘集団へ作り変えていく。
     ただその中で私が最も清宮氏のすごさ感じたところは、最新のものすべてを取り入れながら、いままで足かせになってきた伝統を捨てず、それまでも利用して集団を統率したことにある。もし私が同じ状況で監督になったら、過去の遺物をすべて捨て、合理性だけを突き詰めてしまっただろう。それに対し、清宮氏は時にはグランドを有無を言わさず何十周も走らせたり、泣きながらダミーにタックルさせたりすることでチームの結束を固めた。
     伝統なんてくそくらえだと僕は今も思っているが、そこに目をつむり、利用しない理由はどこにもない。人は往々にして、特に私はいつも、何か古い伝統のような多くの人がこだわってきた物を捨て、より合理的だと考えられる新しいことを始めたとたん、その新たに始めたことにこだわり、過去のこだわりの有用な部分まで見えなくなってしまう。最終的に大切なのは勝つことだ。何かにこだわれば合理性は自ずと損なわれるのかもしれない。

  • (2006/5/10)
    2001年の早稲田快進撃をたどった本である。先日読んだ「究極の勝利」の前作。
     勝てば官軍かもしれないが、清宮さん、勝つべくして勝っているという気がする。揶揄する声に「金を使えば勝てる」とか「スポーツ学部で練習ばかりしている」というのがあるが、そうではない。練習はむしろ慶應より短いのでは?2時間だそうだ。その中にいかに内容を詰め込むか。金は設備面は確かに充実している。上井草のグランド、マシン、、、。しかしこれとて、どういう練習をすればいいかなど、考えた上でのことなわけで。
     
     わが慶應もようやく日吉に人工芝のグランドが出来たが、こないだのウルトラ総務さんの火傷が気になる。火傷しないのもいい人工芝の条件では。うーん。不安だ。

     いずれにしても試合に勝つためにはそれまでの日々に何を考えどう過ごすかが大事なわけで。清宮さんはそれが出来ている。松永さんにそうした理論があるかどうか。怪我した選手の練習法、練習試合に何を求めるか…明治に負けたようだが、そこからうるものがあるのか。選手を一本目から二本目にあえて落とし、強くするような手が打てるのか。

     ・・・なんせつよくなってほしい。
     ほんと、清宮さん、敵ながら天晴れである。あ、もう敵じゃないか。
     かくなるうえは、サントリー、もっといって日本ラグビーを強くしてほしい。著書の中にもあるが日本のラグビー人気を高めてほしい。

  • 【113】
    2013.6.19読了

  • 2012/10/5

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