人生という旅

  • 講談社 (2004年5月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062116886

みんなの感想まとめ

人との触れ合いや温かさをテーマにしたエッセイ集は、著者の人生のさまざまな瞬間を通じて、読者に深い感動をもたらします。北海道の風景や人々との出会いが描かれ、特に温もりや優しさに満ちたエピソードが心に響き...

感想・レビュー・書評

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  •  出張などでJRに乗車した際、機内誌に必ず載っている氏のエッセイであるが、本書はそれを単行本化したもの。出張先の旭川で購入し、帰りのJRで読了。
     基本的には手軽に読み進められるのだが、しかしハッとして立ち止まる所も随所にあり、楽しい読書の時間を、氏のおかげで過ごすことができた。本書で氏自身も書かれておられるが、文章は心情の説明的な部分を極力省いており、風景や情景についての客観的で素朴な描写が連続する。しかし、それが逆に見事にはっきりと、登場人物の心情を表すこととなり、時に笑いを、時に涙を、誘うのだった。
     氏のユーモラスなそれでいて切ない文体にぐいぐい引き込まれた数時間だった。

  • 特急に乗ると座席のポケットに入っているJRの冊子に連載されたエッセイで、毎月新号が出るたびに、楽しみにして必ず読んでいる。
    ただ、非常に困るのは、本当に泣けてくるのだ。じわっといい話で。胸が締め付けられる。この「人生という旅」は何年か前に連載されていたものをまとめたもののようだ。

    人は一人では生きていけない。。というのが身にしみる話です。素朴な語り口もいいです。

    このJR社内誌はJR北海道だけなのかな。北海道に来たときは是非読むことをお勧めします。

  • 父の本棚から拝借。
    初めて読んだのは4年前。

    北海道在住の著者がJR北海道の車内誌に
    連載していたエッセイをまとめたもの。
    貧乏だった少年期、
    小説家になりたかった青年~壮年期、
    そして現在。
    全ての話が人との触れ合い、温かさ、真心に満ちていて、
    ふぅーっと力が抜けていきます。
    一遍はたった4ページくらいのお話なのに、
    涙が止まらなくなりうっうっとなりました。

    アゴタ・クリストフの小説『悪童日記』の中に好きな話があります。
    双子の子どもが道ばたで物乞いのまねごとをしていると、
    通りかかった人々が物をくれます。
    ふと、通りすがった一人のおばさんが
    「何もあげるものがないの」と言って2人を抱擁します。
    双子は帰りに人々からもらったものを全て捨てますが、
    抱きしめられた温もりは捨て去ることができなかった、
    という話です。

    読みながら、この話を思い出していました。
    この『人生という旅』には、
    著者が受けた、決して忘れ去ることがない温もりが綴られています。
    両親、兄弟からの愛情はもちろん、一期一会的な人々の親切など。
    悔しい気持ちは忘れても、
    感激した気持ちや人からもらった優しさは
    何十年経っても覚えています。
    北の大地という特殊な土地も、その温かさに一役買っているのかなと思います。
    一遍は短いのでひとつ立ち読みしてみて、気に入ったら買ってみて下さい。
    というぐらいオススメです。

    強く、優しくなりたいと、
    この本を読むと改めて思います。

  • この本は、我が家ではお出かけしたお兄ちゃんの鞄にいつの間にか入っていたという、なぞの本扱い。
    著者も同じ町に住んでいるようなので、本人がふざけて入れたんじゃないかと思う。
    何気ない人間の優しさに触れられた気がする、読むと気持ちのよくなる本。

  • 学校までJRで通っていて、そこにあるJR月刊誌をなんとなく手にとって、連載されていた小檜山さんのエッセイを読んで惹かれてしまいました。
    読んだ後にすごく心が温かくなって、幸せになれる本です。

  • (メモ)講談社小冊子「本」2004.6 著者の文章在り

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