大型版 あらしのよるにシリーズ(6) ふぶきのあした

  • 講談社
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (68ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062116961

感想・レビュー・書評

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  • なんだかこのシリーズを読んでいくうちに思い入れが深くなっていることに気がついた。

  • (読んだ時期:6歳2ヶ月)

  • オオカミのガブとヤギのメイは、奇妙な友達同士。
    秘密がばれ、激流の中に身を投げ、それぞれの群れから出奔。
    離ればなれになるも、再会に成功。喜び合う2頭。
    そんなつかの間の幸福にも、影がさす…。
    草食のヤギにとってつらいのは、肉食のオオカミがさせる血の匂い。
    大好きだからこそ、一緒にいて、相手のいやな部分を目にするつらさ。
    吹雪、空腹、せまる追手と次々訪れる絶体絶命のピンチの連続。
    二頭は危機を乗り越えられるか?まとめると『同棲が 見せる相手の 
    真の姿 向き合い克服 結束固めて』といったところでしょうか?

  • シリーズを読み聞かせ中。
    この回には、大一番があり、うちの少年は朝から涙ぐんでました。
    繊細、やさしい。いいね(親バカ)。

  • 2010年度  6年生  6月  紙芝居 15分

  • 「ひみつ」が森中にばれて、追い詰められた2匹は、
    コミュニティーを離れて、ふたりで生きていくことを選んだ。

    お互いを苛酷な環境に追い込んだことを後悔し、
    こんなことなら出会わなければ良かったのではないかと苦悶する。

    それでも、やっぱり出会ってよかったと信じる。

    お互いの中でこの二つの気持ちがせめぎ合う。

    追っ手が迫っている中、2匹は雪山を越えることを決意する。

    その向こうの緑の森を目指して。

    いつも一緒にいることが楽しいのだが、ずっと一緒にいると、
    だんだん相手の、自分との違いが、「普通」が、
    耐えられなくもなってくる。

    いつも一緒にいるメイだが、
    ガブにとってはおなかがすくとそのにおいがおいしそうでつらいのだ。

    そして、ガブは肉食なので、離れて食事をしても、血なまぐさく、
    それがメイには耐えられない。

    ガブは夢の中で、ヤギを食べる夢を見てしまい、
    これ以上一緒にいたら何をするかわからないから、
    早くどこかに行ってくれとメイに頼む。

    メイは答える。

    「かくごを きめて、 いっしょに きてるんです! 
    なんでもはなせるのが ほんとうの ともだちじゃ 
    なかったんですか」。

    心をひとつにしながら、旅は続く。

    ガブも思う。

    食べたらおいしいけれど、お話できたほうがうれしいと。

    ふもとにはオオカミの群れが迫りつつも、一緒に見られた満月。

    そして、苛酷な環境が訪れた。吹雪である。

    ここで出るのは、その者が持つ本質。

    ふたりのそれは、まぎれもなく、愛、だったのだ。

  • やぎと狼の話。絵本だと思って適当に読み進めてたけど、とにかく泣ける。

  • 第六部

  • 最後まで読むと泣けます。

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著者プロフィール

東京に生まれる。多摩美術大学卒業。造形教育の指導、テレビ幼児番組のブレーンなどを経て、現在、絵本・童話の創作、作詞、戯曲・コミックの原作、小説の執筆、講師をつとめるなど、幅広く活躍。『あらしのよるに』で、産経児童出版文化賞・講談社出版文化賞絵本賞受賞、斎田喬戯曲賞受賞。『オオカミのおうさま』で、日本絵本賞受賞。おもな作品に、「あかちゃんのあそびえほん」シリーズ、「木村裕一・しかけ絵本」シリーズ、「おはなしゲーム絵本」シリーズ、「2才からのあそびえほん」シリーズなどがある。

「2022年 『おでかけ版ごあいさつあそび+ピイちゃんパペットギフトセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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