- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062117456
作品紹介・あらすじ
取り巻く困難を「問題」と捉えてはいけない。真の解決をもたらす「考え」と「行動」のツール。ビジネスパーソンの新・定番。ベストセラー『考える技術・書く技術』を日本に紹介した第一線の戦略的経営コンサルタントが、事例・実例で徹底解説。
感想・レビュー・書評
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1オブジェクティブ&ゴール,
■学んだこと
第一章 目標意識
▼問題は解決のためにのみ存在する。
・「問題を考えている(未来に向かって)」と「問題に悩んでいる(過去に向かって)」はまったく違う。
▼目標意識=解決するという意識をしっかりと持つ。
・問題には2種類ある。
① 疑問への「why」への答え=解答を得るのが目的「問題意識」
② 疑問への「how」への答え=解決策の実行「目標意識」
▼人間は無意識のうちに解決から逃れる。理由は2つ。
① 問題とは今までやってきたことの結果
⇒やり方が間違っていたという事実を直視しなければならない。
② 問題解決とは今までのやり方を変える必要がある。
⇒直視する何倍ものエネルギーが必要とする。
▼考えのツールで目標意識を育てる。
・行動が伴わないまま終われば、問題意識には何の価値もない。
・意識改革とは掛け声で達成できるものではない。←原因ではなく、結果だから。
▼考えのパターン
・考えを簡素化する。ほとんどの物事はそれほど複雑ではない。←多くの物事に共通する事「原点に戻る。」
・問題解決を考える事とは、現在のA地点から、目的地のB地点(必ず現状より良い地点)にどうやって行くかを考える事。
・考えのプロセスには3つのステージがある。
① 目標設定(考えのスタートポイント)
考えのツール:問題解決後はどんな状況か?逆転の発想をする。
② 分析立案(解決の考え)
考えのツール:これを実行すれば、目標は達成できるか?(問題解決するか?)
※6~7割程度の精度で十分。時間を掛けすぎない。
③行動計画(行動の考え)
考えのツール:行動の終了は確認できるか?
※行動計画とは、行動そのもののために存在するものである。
第二章 考えのスタートポイント
▼問題とは目標と現状のギャップである。
・「問題は何か」と考えるのではなく、「問題解決後は何か」を考える。
・スタート地点であれやこれやと考えて時間を無駄にしてはいけない。おおまかに目標を決めて、全神経を集中する。
・問題解決後の状況の事を目標と呼ぶ。
※問題とは必ずしもトラブルを意味するものではない。
▼目標のないところには解決は存在しない。
・目標のないところに行動はない⇒社会人は特に仕事をしろと言われなくても、それなりの仕事はする。←売り上げがなければ、給料もないと理解しているため。しかし、それなり以上の仕事をしてもらう場合に問題が発生する。
・曖昧な目標に最適な行動はない⇒しっかりとした具体的な目標が示されていれば、それに至る最適な解決策は1つしかない。
▼問題解決後とはどんな状況か?
・「問題は何か?」と考えない。
① 思考を整理してから、良い状況から考える。
② 出来る限り目に浮かぶイメージを頭に描く。
▼目標に向かってスタートを切る。
①問題定義を多少広めて考える事でとりあえずのスタートを切る。
②その後に、「why」の考えを用いて、目標の詳細化作業を行う。
第三章 解決の考え
▼分析立案のステージ
⇒「良い状況」と「現状」の比較作業であり、そこで求められるものは3つの作業。
① 具体的・詳細化された目標設定。
② おおまかに設定した目標(良い状況)に対して、市場・顧客はどうなっているか、競合はどうなっているかを調べて比較する。
※作業を繰り返し、目標とそれに対する現状を詳細化していく。⇒終了時点で問題定義が完成していなければならない。
③以上の作業で得られた行動指針を、競合シナリオや自社能力(投資)と比較チェックし、行動指針の現実性をチェック、修正する。 Ex.3C分析
▼目標と現状の比較を行う際
・絶対的な問題や解決策はあり得ない。
・同じレールの比較
⇒複数の対象を比較するためには、同じ物差しを使えるということが絶対条件。
▼実行すれば目標は達成できるか?
・このステージで求められているのは期待成果。
① 具体的な目標。
② 目標達成の基本解決策。
※必要以上に時間を掛けすぎない。
第四章 行動の考え
▼行動計画とは、実際の行動をチェックするための物差しの役割。
・戦略方程式「改善効果=戦略立案×戦略実行」
▼行動計画の必要性
・新たな目標があり、それを達成するための新たな行動が必要だから。
▼行動計画で重要なのは物差しの役割である。
① 目標達成の方法を具体化するという方法論。Ex.いつ、誰が、いつまでにやるのか?
② 実行に移された内容の推移や結果を測定するという物差しの役割。
▼行動の終了は確認できるか?
・オブジェクティブ&ゴールの考え方。
⇒目標をより実践的なものとするための最大のコツは、目標という言葉を使用しない事である。
※「目標」は日常的に曖昧に使用されており、そのことが新しい発想を妨げるため。
①オブジェクティブ
⇒行動目標。目標や目的を言葉で定性的に表現する。
③ ゴール
⇒数値目標。目標を数値で定量的に表現する。行動に対し、物事の物差しの役割を果たす。
※「オブジェクティブが~~~、ゴールが~~~」と唱え続ける。
▽第2部の組織を動かすについては、現状は覚えても、使用しないと判断し、省きました。
【実践できる事】
① まず、できない事、分からない事が起こった場合は「できる、わかる状況」から考える。その理想の状況から、自身がしなければならない事をチェックしていく。
② 自身で進捗状態が理解しやすい様に、ゴールを数値で立てていく。
③ 組織に属している中で、組織のオブジェクティブはなにかという問いを考えていく。理想像を、他の社員の方とも重ねていく。 -
問題解決後の定量的ゴール(目標)から行動計画を計画
目標は全員が共有できるもの
測定できるのが前提 -
@yamapantsu先輩に薦められ一気読み。シンプルで非常にわかりやすい。オブジェクティブとゴール、定めようっと。
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一部、読んだ。
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出版社/著者からの内容紹介
取り巻く困難を「問題」と捉えてはいけない。 真の解決をもたらす「考え」と「行動」のツール。 ビジネスパーソンの新・定番!! ベストセラー『考える技術・書く技術』を日本に紹介した第一線の戦略的経営コンサルタントが、事例・実例で徹底解説! 「考え病」を脱却し、利益を生む「アクション」を志向しようとする個人・リーダー必携! 「Objective&Goal」驚異の効果! ●頭を悩ませる複数の「問題」が、実行すべき1つのアクションに変わる ●よりよい状況を実現するための「考え方」を訓練できる ●どんな状況でも、的確に対応する「行動力」が身につく ●散漫な「集団」でしかなかった会社・部署が、実行力ある「組織」に変貌する ●求める方向性・立場の異なる人間同士が、共通の目標を目指すようになる
目次
第1部 行動を導く目標の考え(目標意識
考えのスタートポイント
解決の考え
行動の考え)
第2部 組織を動かす目標の仕組み(目標と組織
目標行動…仕組みの鉄則
目標行動…実践ステップ
目標と予算)