ブレーメンバス 柏葉幸子短編集

著者 :
  • 講談社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062117593

感想・レビュー・書評

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  • 11編が載った短編集。オカルトちっくな奇妙な物語が多かった印象かな。どれもサクッと読めるので、"1日10分の読書タイム"とかで読むといいかも。

  •  子どもより大人向けかな。中学生の時に、あえてこの本で読書感想文出した記憶がある(笑)
     「金色ホーキちゃん」が一番すき!ホロッときちゃうのよ、なぜか。

  • 前に読んだのは高1のときで、そのときはちょっと恐くてミステリーっぽい話が多くてとても好きだった1冊。
    でも、久々に読んでみるとあまり楽しめなかった。
    前好きだったのは、ホラー要素のある「ピグマリオン」、「十三支」。
    その2つも今読むと、「ピグマリオン」にちょっとはホラー要素を感じることが出来るけれど、それよりも人間の怖さの方を感じる。

    一番最初の「金色ホーキちゃん」も、前なら主人公のお嫁さんが実は昔助けた女の子だったんだ…!感動…!
    と思ったのだろうけれど、今は寧ろ女の子の家庭が崩壊気味の方にばかり目が行ってしまった。
    「ハーメルンのお姉さん」は、昔はオカルト的な存在だと思っていただろうけれど、今ならあのお姉さんは現実に存在する人で、一番最後の文章「あのはがきがなければ、私は父を軽蔑したまま大人になっていた。」の意味も分かる。
    「シンデレラ坂」もお化けの話かと思ったら、実はいい話だった。、としか昔は思わなかっただろうけれど、今は何とも言えない気持ち。

    どの話も離婚や浮気とか、家庭が上手く行っていない大人の女の人ばかりが登場していて寂しい本だと思った。
    昔読んだときは、ストーリーの流れだけを追って、大人たちなんて見ていなかったのだと思う。

  • 自分の気付くのが遅いんだけど、グリムとかアンデルセンなんかの昔話を元ネタにしてアレンジしました的作品なんですね。アレンジしすぎててわかんなかったですよw
    面白いだけに、いじりかたがわかると気になってしまう。
    わざわざ元ネタとこじつける意味ってあるの?とかね。

    柏葉さんは児童書作家で、この本もルビがふってあるので
    たぶん児童書なんであろう、ということで
    YAにカテゴライズしましたが、もうフツーの小説でいいんじゃない?って気もするくらい、主人公の年齢が上めです。
    これだけ大人っぽいものを揃えるならば
    ルビもいらないような…

    漫画化して、レディコミに掲載、とかするといいんじゃないのかなぁ?
    っと思うような内容のストーリー多しでした。
    ミステリ系のコミック誌、今、それなりに出てますもんね。
    この短編集なら全部ミステリ誌で包括できるよ、きっと。
    きぼんぬ。

  • 06.10.27
    図書館で見つけて久しぶりの柏葉幸子に飛びつく。
    ミラクルファミリーのような短編集を期待。
    ミラクル〜の方が良かったけど、久しぶりにこの感覚が良かった。

著者プロフィール

児童文学作家。岩手県生まれ。東北薬科大学卒業。大学在学中に講談社児童文学新人賞を受賞し、『霧のむこうのふしぎな町』でデビュー。ファンタジー作品を多く書き続けている。『牡丹さんの不思議な毎日』で産経児童出版文化賞大賞、『つづきの図書館』で小学館児童出版文化賞、『岬のマヨイガ』で野間児童文芸賞受賞、『帰命寺横町の夏』英語版でバチェルダー賞受賞など受賞歴多数。


「2023年 『トットちゃんの 15つぶの だいず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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