五感で恋する名画鑑賞術

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 42
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062117784

作品紹介・あらすじ

名札は見ない、額縁は見る。目あての絵を、好きな順番で見る。常識にとらわれない美術館の歩き方など誰もが腑に落ちる「鑑賞の王道」術。

感想・レビュー・書評

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  • 2022.01.08 朝活読書サロンで紹介を受ける。モナリザの「モナ」とは女性器のこと。メモ魔のダヴィンチはモナリザについてはメモを残していない。

  • 先日、「西洋美術は読むもの」という本を読んだところで、こちらはその真反対、「五感」で鑑賞しようという本です。

    「人間には、その時にその人が欲しているものを美味しく感じて、感覚的に見分ける能力が備わっている」を前提に、自身の感覚で、鮮烈な実感を伴った美術鑑賞を目指そう、と。

    なんでも、絵を記憶するには、観る(視覚)だけではダメで、そこで何かを飲食して、その味や香りとともに心に刻んでおけば、月日が経ってなお、その食べ物の匂い(嗅覚)や味(味覚)によって、絵をありありと思い出すことができるのだとか。私は(食べ物に興味がないせいか)まったくピンとこないのですが…

    「実感の伴わない知識の話が嫌い」と強くおっしゃってることも加味すると、この著者はきっと「地」の星座だろうという気がしてなりません。「空気」のサインなら、名画の時代背景やその他もろもろを知るのが好きだろうし。←余分な話デス

  • 2009/09/18 読了

  • 時には飲食だって必要になってくる。

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著者プロフィール

多摩美術大学名誉教授・版画家

1952年生まれ。柳宗悦門下の版画家森義利に入門、徒弟制にて民芸手法の型絵染を修得、現代版画手法としての合羽刷として確立。日本版画協会展、国展で受賞(1977・78)、リュブリアナ国際版画ビエンナーレ五十周年展(2006)に招待出品。作品が雑誌「遊」(工作舎)に起用されたことを機に編集・デザインに活動の幅を拡げ、ジャパネスクというコンセプトを提唱。1992年国連地球サミット関連出版にロバート・ラウシェンバーグらと参画、2005年愛知万博企画委員。著書『絵画の読み方』(JICC)、『二時間のモナ・リザ』(河出書房新社)等で、今日の名画解読型の美術コンテンツの先鞭をつけ、「日曜美術館」等、美術番組の監修を多く手がける。著書多数、全集「名画への旅」、「アート・ジャパネスク」(共に講談社)を企画、共著にシリーズ「公共哲学」(東京大学出版会)がある。

「2024年 『柳宗悦の視線革命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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