プラネタリウムのふたご

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レビュー : 250
  • Amazon.co.jp ・本 (452ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062118262

感想・レビュー・書評

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  • ずっとずっと、騙されたままでいることにします。

  • 宮沢賢治の童話のような雰囲気もありつつ。

    星のみえない村のプラネタリウムで育ったふたごが、一人は世界をまわる手品師に、一人はプラネタリウムの語り手に育っていく。

    銀髪のふたご、間抜けな工場長、村はずれの魔女めいた老婆、稀代の手品師とその一座などなど、登場人物や小道具、舞台装置はホントに童話の世界。

    それが全体的に幻想的な空気を醸し出してるんだけど、語られる現実は結構シビアだったりする。
    それでも最後に伝えられるのは、やっぱりすごくストレートな愛のメッセージ。

    いやーとても好きな作品でした。
    あちこち泣けた・・・。

  • とても描写がきれいで惹きこまれました。
    だましだまされることの幸せと哀しみ、そんなことを考えました。

  • いしいさんの文章が本当に大好きです。
    六本目のゆびでつながりあった、銀色のふたご。

  • 少しずつ少しずつ読んでいきました。
    愛おしいです。

  • 華やかな舞台の上(じゃない時もあるけど)と、山の中の小さな村の中と言う、全然違う世界だけど、ふたごそれぞれのまわりの人に対する優しさで、和やかな気持ちになれた。


    ふたごが最後に再会して終わりかな~と思いきや…。

    備品室での泣き男。

    最後の優しさに溢れた手品。

    山に消えてくパイプ。



    いしいしんじさんの本は初めて読んだけど、他の本も読んでみたいと思った。

    最後に、子供の頃のふたごや栓ぬきのような「だまされる才覚」、欲しいな。

  • サイン入り

  • 騙されたままでいるという魔法と、幸福。

  • 貸し出し期間の都合でいったん断念、しかしその後読み切りたいと奮起しふたたび借りた本です。
    そのころにはもう内容もうすぼんやりとしていたので、最初からじっくりと読み直しました。

    プラネタリウムに落とされたふたごのお話。
    最後はどうなってしまうのだろうと予想もつかなかったのですが、最後はびっくりしつつも納得。
    とても綺麗なのに、どこかどんよりとした重みを持ち、かつ心の隙間を爪で掻くようなかすかな痛みを湛えた作品でした。

  • 星空を見ることができない町に生れ落ちたふたつの「彗星」。
    にせもの、ほんもの。大事なものは?
    真っ暗闇の中に映るものは何だろう。

著者プロフィール

1966年生まれ。作家。著書に「アムステルダムの犬」(講談社)、「ぶらんこ乗り」(新潮社)、「トリツカレ男」(新潮社)、「悪
声」(文藝春秋)ほか。「麦ふみクーツェ」(新潮社)で坪田譲治文学賞受賞。京都府在住。

「2019年 『靴のおはなし2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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