金持ち兄さんの王道―専門家をカモにする人・される人

著者 :
  • 講談社
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感想 : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062118309

作品紹介・あらすじ

「投資の先生は、ある中古自動車屋のおやじだった!」自分がやりたいリッチな仕事をやりながら、32歳で7件の不動産を取得。そのうちローン残債なしの不動産が5件、家賃収入が年間780万円を超える金持ち兄さんがここに!彼は一体どんなやり方で、短期間に資産を築きあげたのか。

感想・レビュー・書評

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  • 公私両面において、著者が泥臭く頭と足で稼いできた経験に基づいた原理原則をまとめた本。
    2003年刊行でありながら、20年後(現在)の働き方改革にも繋がる本質的な価値観に触れている。
    分野を問わず共通する金言の宝庫で、気づきの多い1冊だった。読了後、刊行当時33歳だったこと・3年後に胃がんで夭折されたことを知り衝撃を受けた。
    ご冥福をお祈りいたします。


    備忘録
    ・原則「考えることは自分で行い、労働と情報のみ専門家に任せる」
    ・専門家の得意分野は情報の質ではなく量。
    ・狭く深く良質な情報は、足で稼ぎ相場感を養う。
    ・ほとんどの業者・専門家はマニュアル対応であり、マニュアルによって専門家らしい振る舞いができるだけである。(not 考える専門家)
    ・良い情報を入手し事業を成功させるには、玄人的情報を知る「真のプロ」と繋がり、自分の頭を使って司令塔となり動かすこと。
    ・人気商品であること、専門家を過信しないこと。(「価格反映されない価値」が存在する)
    ・リテラシーを使い、マニュアルには載っていないことを自分の頭で考える必要がある
    ・「少数でも強いニーズ」の高額人気商品を生み出すには、ターゲット設定と戦略が不可欠。シズル感のある施策をターゲット専用に打つ。
    ・不慣れなケース対応が苦手な営業マンとは十分な打ち合わせを持ち、彼らが有効に動くための十分なインストラクションが必須。
    ・専門家とパートナーとなるには、チームスポーツとして捉える。相手の置かれている状況を把握し、どうすれば自分の考える方向に彼らが動くか考え、先を見据えて行動すること。動きやすくなるよう、効果的な材料(市況、データ、バックグラウンド等)を提供したり、相手の交渉がうまくいくよう資料をまとめたりといった協力をする。買主借主に対しても感情マーケティングを。
    ・レスターワンダーマン「顧客の“なぜ私に?”の問いにこたえること」要根拠。
    ・事業としてやる以上、時間に見合う儲けを出しているかを問う。趣味の域を脱してやるなら、本業以上のプロフィットを上げるべき。(本業の収入を労働時間で割った額の3倍のプロフィットが最低指標)本業は経験がキャリアやスキル、やりがいにつながる。最低基準以下のコストで済むものは専門家を労力として活用する。また、専門家のネットワークを活用した方が得策のものは、基準値以上のコストでも専門家を活用する。
    趣味の域であるものは、基準以下のコストでも自分で行う。
    ・できる限り時間をかけないよう、多少のコストは惜しまず、労働と情報は専門家に任せる。(代わりに脳を酷使)
    ・データは有用だがツールにすぎない。
    過信せずに疑問を持ち、仮説を立て、現場現物現実で最適な判断を下す。大切なのは考え方。専門家同様、データに任せてはいけない。
    ・時代の動き、トレンドに敏感たれ。
    ・数棟持っているだけの個人投資家に不要/過剰で高度かつ上っ面のみの知識習得に走らない。時間の浪費。本当に必要な知識(ユーザーの実ニーズについて等)は全く欠如しまう場合も多い。専門誌だけでなく、ターゲットが好むメディアもリサーチする。営業マンに言われるがままの全部のせの設備投資ではなく、エッセンシャルたれ。
    ・専門家をコントロール/アドバイスできるバックグラウンドを持つ。

  • 主要なポイントは以下の通り

    ・考えることは専門家に任せてはいけない。
     任せて良いのは「労働」と「情報収集」だけ

    ・眺望の良さは物件価格に反映されにくい傾向にあり、
     「人気商品」であるため転売が可能

    ・眺望の良い物件とは、幹線道路沿いに建てられていて、
     幹線道路と反対側からランドマーク(東京タワー、
     都庁、ヒルズ、スカイツリー、レインボーブリッジ)
     が見える物件である
     ➡幹線道路側に面した物件だと、反対側にある
      同じ高さの高層マンションやビルに視界を遮られる
      可能性が高いため
      中野付近➡都庁
      三宿付近➡都庁
      環七内側の世田谷、目黒➡都庁、東京タワー
      大井➡東京湾、お台場、レインボーブリッジ
      
    ・眺望の良い物件を競売で安く購入し、
     リフォーム好きな方に入居してもらい、
     好きなようにいじってもらう。
     ➡競売でなくても北向、築古等の不利な条件の物件を
      選択することで割安になる可能性がある

  • 不動産投資について書かれた本。

    不動産に興味がある方は、一読しておくと良いと思います。

    一般的な常識が、必ずしも良いということばかりではないと教えられました。

    「専門家」という言葉は、「プロ」なので間違いないだろうと自分も思っているところがありました。
    しかし、ほんとうの「プロフェッショナル」はその中の一部であること。

    専門家の言う事を鵜呑みにしない。

    意思決定と考えることは、他人に任せてはいけないことという件には、ハッと気づかされました。

  • 中古車購入の徹底的なリサーチから、著者が「金持ち」へと成功していった王道を上手くまとめてある本。
    タイトルからロバート・キヨサキ氏の著書「金持ち父さん・・・」のパロディーだと思っていましたが、投資の王道が書かれた、かなりの良書の部類に入ると思います。

  • 題名は金持ち父さんから由来しているので胡散臭さを感じますが、内容はしっかりとしています。
    全てのことがらに関して、自分で分析して、そのデータをもとに判断しているところがすばらしい。常識と言われていることが数値データで示してみると、現実は異なることはよくあります。ここに儲けのヒントが隠れていると思われます。
    著者はすでに亡くなっておられます。。。

  • 某書評で好評価であったことから読んでみた。
    「金持ち父さん」の類書っぽいタイトルだが別物で、内容は具体的かつ挑戦的で面白い。思わず不動産投資に手を出しそうになる…が、現在の不動産・金融情勢を鑑みて思いとどまる。
    賃貸経営におけるマーケティング手法の応用、専門家を対等の「パートナー」にする、所有権移転・抵当権抹消登記は自分でできる?、意思決定と考えることは他人に任せてはいけない…等々考え方も面白い。
    この手の本はすぐに内容が古くなるので、ノウハウというよりコンセプトや視点を示すものとして読むのがよいのでは。
    著者は本書出版後独立し企業経営者となったが、若くして病死された(らしいです)。

  • 専門家の「客」になるなと。また、「売れている商品」ではなく「人気のある商品」を創れと言う。

  • 専門家には「情報の提供」と「労働」を任せる。「考える」ことは自分で。

  • 色物っぽいタイトルだがきちんとマーケティングを押さえているねと思った。

  • ・専門家に任せていいのは「情報の提供」と「労働」。考えることや判断することは任せちゃいけない。
    ・「専門家」の多くは、マニュアルにのっとった事務的効率的な対応をしてくる。
    ・専門家のマニュアルの「うそ」を見破るには、自分のアタマで考えることが必要。
    ・「経験マーケティング」

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