彼女の部屋

著者 :
  • 講談社
3.07
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本棚登録 : 84
感想 : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062120302

作品紹介・あらすじ

八年前に死んだ父親が、ある日突然帰ってきた。家族の喜びと幸せを、切なく描いた「父の帰宅」、友人宛に送られてくるストーカーの手紙を引き取った・ゆりえ。その手紙を見に集まった友だちは、手紙に記された住所をたよりに"彼"の家を探す。ストーカーの手紙からはじまる物語「愛の手紙」、さほど仲のよくない女友だち・北原さんの強引な誘いを断れず、彼女のマンションへと招待された恭子。彼女がそこで見たものは!?「彼女の部屋」ほか3編を収録。女と女、女と男。そこにあなたがいる。芥川賞作家が描く、6つの透明な物語。

感想・レビュー・書評

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  • 短編ばかりでどれもさらりとしてる。
    読みやすいけど、どの作品も日常的な事ばかりで日記?と思える程。
    オチもなければ何もないしよくわからない。

  • つまらない。なんてことない日常のオムニバス。だからなに?という感想しか持てない。

  • 主人公の人達の考え方に面白い所が
    たくさんあった。自分ぢゃこんな風に思わないし思えないなぁーって
    でも嫌な感じではなくて新たな発見みたいな… ありそうでなさそうな日常ね日々。読んで良かった
    2014.3.8

  • 出版に携わる職業の女性が多く登場し、
    現代的な描写もあって身近に感じる。
    粘りつく何かはないが、軽やかな文体。

  • 藤野さんの作品は、前に東京小説の中に収録されている「主婦と交番」を読んで興味を持って、丸々一冊読んでみたいなあとずっと思ってた。角田さんが「彼女の部屋」がおもしろいと言っていたのをどこかで読んだんだか聞いたんだったかして、数年前に作品名をメモして覚えていたので、図書館でこの本を借りてみました。
    些細な日常を描いた小説が大好物な私なので、やっぱり藤野さんの小説はかなりタイプな部類だと思う。…思うんだけど、いまいちハマらなかったなあ。
    日常の中にある“ちょっとイヤな感じ”がリアルにさりげなく描かれてて、そんなところも私の好みなんだけど、淡々とした文章(も好み、なんだけど)の中によだれが出ちゃうような旨さを感じないのが、いまいちハマらない理由かも。(ちなみに、好みは、淡々としてるけど、しっかり味があって魅せどころがる。みたいなのがベスト。ヘンに装飾こらしてかっこつけてる文章は、もう最低。)
    でも、藤野さんの着眼点が好きというか、なかなかこういう日常を書いてる人はいないので、他の作品をもっと沢山読んでみたい。
    この中では「ハロウィン」が一番好きでした。
    (「ハロウィン」の冒頭を読んだら、あれっなんか知ってる!感に襲われて、ほんとに全部読んだことあった。どこで読んだんだろ?調べてみたけど、わかんなかった…。すっごくもやもやする!)

  • 6つの短編集。
    自立した女性の周辺で起こる出来事。
    なんてこともないけどちょっと考えちゃう日常。

    「ハローウィーン」「アメリカを連れて」は主人公の感じが似てたから同じ話かと思ってしまた。

    「彼女の部屋」で、「いれてきやがった麦芽飲料~」とか、
    乱暴で雑な言い方だけど、たまに思うであろう表現が良い。

    各タイトルのフォントがいちいちでかくて印象的)^o^(

  • 日常の短編集。淡々と進んでいって、休日にのんびり読書する本としてはよかった。
    フリーで働く女の人がよく出てきてそこは好きだった。

  • 短編集
    中でも「愛の手紙」がおもしろかった

    ストーカーから手紙をもらった友達からその手紙を送られてきたゆりえ
    そんな気持ち悪いものいらないと言うゆりえのもとに
    たくさんの知人が一度見てみたいと訪ねてくる
    その中の悪口友達の棚橋と仕事の知り合いの大河内ななえがストーカーの家を見たいと言い出し3人で見に行くことになる

    クスッとしながら読める
    ゆりえと二人の温度差がおもしろい
    それに対するゆりえのぼやきも
    みんないい味出してる

  • 途中まではさくさく読めなかったんですが、最後の話しはすごくリアルな感じがしておもしろかったです。

  • とても面白かった。
    藤野千夜は人間をリアルに描くなぁ。
    表題作なんて、こんなウザイ人本当にいるわーと感じた。
    自分も主人公のような対応をするだろう。
    こんなやついないだろという小説が多い中、
    ヒトの嫌な部分も良い部分もとても的確に表現している不思議な本。
    「父の帰宅」、とても良かった。

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著者プロフィール

1962年福岡県生まれ。千葉大学教育学部卒。95年「午後の時間割」で第14回海燕新人文学賞、98年『おしゃべり怪談』で第20回野間文芸新人賞、2000年『夏の約束』で第122回芥川賞を受賞。その他の著書に『ルート225』『中等部超能力戦争』『D菩薩峠漫研夏合宿』『編集ども集まれ!』などがある。家族をテーマにした直近刊『じい散歩』は各所で話題になった。

「2022年 『団地のふたり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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