「競争相手は馬鹿ばかり」の世界へようこそ

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 65
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062120777

感想・レビュー・書評

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  • ピリッと辛口の語り口が下品でないのはさすが。
    本と映画に造詣の深い著者の考えが舌鋒鋭く
    記されています。

    自分が知らないものも登場したのですが
    それなら観てみよう・読んでみようと思わせる筆致。

    どういうわけか、モームの書いた読書案内の本を
    思い出しました。取り上げられている作品に
    類似があるのかしら?

    甘く夢見るような装丁に惹きつけられて読むと
    いい意味で挑発されて、裏切られる本でした。

  • タイトルの通り、中身も辛辣で自分の無知を認識できる本。小説や世の中の流れに関することは着いていけるけど、映画に関しては外国語を眺めているかのようでした。自分で考えるということを思い出し、自分で考えていたころを思い出すといった本です、刺激されます。

  • 遅ればせながら、『「競争相手は馬鹿ばかり」の世界へようこそ』へようこそ、と招かれた気分。
    装丁レイアウト、さすが。刺繍したくなっちゃった。

    この人の小説を何冊か…太刀打ちできないかも、と思ったのは、あの頃の私自身が彼女の成熟についていけなかったからなんだな、という気がします。
    しばらく、こういう随筆集を読んでみようかと思います。『タマや』なども。

  • 日常の事、映画、小説やそれに纏わる事、児童文学などを認めたエッセイ集。文体は丁寧なのだが、時として辛辣、批判精神に満ち、其処此処に笙野頼子臭が!?と、思った。彼処まで過激ではないが。この本に書かれている映画は1本も見た事がないので、読んでいてもわからなかった。ゴダールは『ワン・プラス・ワン』しか観た事ないし…。

  • 2009/4/22購入

  • ●腕は立つけど口も性格も悪い女性ライター達に支持されてる(ような気がする)金井美恵子のこのエッセイは、ものすんごく性格悪い? 世に一家言ありすぎ?? いや、そんな言葉では金井先生のクツの裏のホコリの足しにもなりませんですな。
    とにかく、底意地わっるー。嘆息。●とにもかくにも、やたらと島田×彦が嫌いなのはよくわかりました(笑) そらもう理詰めで嫌いと言う以前に、とりあえず虫が好かない、気に食わない、だから彼の発言行動やる事為す事気にいらないってレベルに見えるんですが、それって私だけですかどうですか。●それはそれとして、実は面白かったです。『噂の娘』は、小説としては文体が馴染めないので、読む予定はないのですが。私も修行が足りません。喝! 

  • この人の何がいいかって言えば、文字がぎっしり詰まっているところ。そりゃあもうぎっしり。みっしり。たまらない。

  • 『目白雑録』があまりに素敵におもしろかったので。

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著者プロフィール

金井美恵子(1947.11.3~) 小説家。高崎市生まれ。1967年、19歳の時に「愛の生活」が太宰治賞候補作となり、作家デビュー。翌年、現代詩手帖賞受賞。小説、エッセイ、評論など刺激的で旺盛な執筆活動を続ける。小説に『プラトン的恋愛』(泉鏡花賞)、『タマや』(女流文学賞)、『兎』、『岸辺のない海』、『文章教室』、『恋愛太平記』、『柔らかい土をふんで、』『噂の娘』、『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』、『お勝手太平記』など多数。また第一エッセイ集『夜になっても遊びつづけろ』より『目白雑録』シリーズまで、エッセイ集も多数刊行している。

「2015年 『エオンタ/自然の子供 金井美恵子自選短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

金井美恵子の作品

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