- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062120968
作品紹介・あらすじ
タイHIV感染孤児たちの「母」が未来志向の家族を拓く。美しいもの、自由な生き方を選び続けた強烈な個性が、鮮やかに描かれている。残酷な立場におかれた子どもたちに対する、奉仕とは無縁の愛がある。
感想・レビュー・書評
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バーンロムサイ(HIV母子感染で親を亡くした、またはやむにやまれぬ事情で親や親戚と暮らせない孤児が生活する施設)の立ち上げと運営をされている名取美和さんを描いたノンフィクション作品。
幼少期から現在までの人生、バーンロムサイと関わることになった経緯、バーンロムサイでの日々。人生どうなるか分からないとはよく言うけど、これほどまでにエネルギッシュに、使命感を持って、生きている方がいるだろうかという印象。かと思えば、か弱くて繊細で心配性な一面もあったりして、途端に親近感を覚えたりもする。強い。弱い。きっと人間はみんなその両面があるんだと改めて感じさせてくれる。
バーンロムサイに隣接されたゲストハウス・ホシハナビレッジ滞在中に図書室で借りて読み、読了。読む前はバーンロムサイを見てみたいなんて軽い気持ちで思っていたけど、読んだら見学なんてするもんじゃないと思った。バーンロムサイは子どもたちの生活する場であって、人の目に晒す場ではないんじゃないかな、と。ゲストハウスに泊まり、グッズを買って、もしくはバーンロムサイ支援会員になって支援すれば十分じゃないかと。またいつか泊まりに行きたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
バーンロムサイ代表の名取さんについて分かる本。
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http://www.banromsai.jp/
前半は飛ばして後半から見ても大丈夫。
タイでHIVに感染した子供たちの施設を運営する名取美和さんの自伝的なもの。
短いながらも厳しさとそのことに奮闘する姿に心が打たれます。
佐保美恵子の作品





