創造学のすすめ

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 123
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062121583

作品紹介・あらすじ

「やってみたら企画案の質も上がり、スピードも30倍になった」などの声続々!
創造力が飛躍的にアップするアウトプット型創造法!!
あの『失敗学のすすめ』はこの本の序章だった!

アウトプット型創造法の効果
●思考平面図から思考括り図、思考関連図、思考展開図と順を追って進めることで、誰でも無理なく創造することができる。
●創造過程を整理して表出することで他の人に自分の考えていることをわかりやすく説明でき、長期間保存もできる。
●自分の頭の中に創造型の思考回路をつくることができる。
●プロジェクトなど共同創造作業の場合、それぞれのメンバーがこの方法を使って創造作業を進めることで、共通する思考回路をそれぞれの頭の中につくることができる。
●自分の考えの足りない部分、抜けている部分に自分ですぐに気づくことができる。
●創造と質とスピードを格段に向上させることができる。

感想・レビュー・書評

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  • 失敗学の権威である著者は、良くも悪くも失敗学のエクスパート。創造を掘り下げること自体、ナンセンスだと思うが、何歳になっても新しいことにチャレンジする姿勢は評価できます。

  • 筆者の従来の著作のうちタイトルに沿う部分を一般人向けにまとめたもの。「実際の設計」シリーズを読んでいれば、改めて読むべき所は少ない。

  • 【創造】失敗について研究してきた著者による、創造することについて言及している一冊。失敗学はもともとこの創造学につなげるために作られたものなのだとか。失敗学が理論であるならば、創造学はアクションを起こすための指南書と言ったほうがしっくりと来るかもしれない。創造論と言っても、失敗学が根底にあるので他の関連本とは違った側面も多い。著者は創造を「いままでになかったものを新しくつくり出すこと」と定義づけており、これだと他の関連本と大差ないが、創造のプロセスにおいて、人間は必ず失敗するものであるという、失敗学で何回も言及していたいくつかの法則がふんだんに盛り込まれているので、そのバックグランドを楽しみながら本書を読み進めていくことができるだろう。

  •  「あの人は創造的な仕事をしている」と評価を得ている人は「よく観察している」と共通項がある。この内容をみてなるほどと感じた。
     観察して、仮説立証の繰り返し。これが創造のもとである。普段の生活からでき、仕事にも活用できる実践的な内容。

  • 要素、構造、機能=広告として機能を果たすか?。頭の中にあるテンプレートの合致こそが「わかる」ということのメカニズム。つまり、外界にある事象が頭の中で何かの形をした映像となり、知識や過去の経験を取り込んでつくったテンプレートと比較して両者が合致したとき、人はその対象を「わかる」ということができる。観察が新たなテンプレートを構築する。創造とは、要素を組み合わせてある機能を果たす構造を作り上げること。

  • ★読む目的
    失敗と創造の関係について学ぶ!

    ★読書レベル
    シントピカル読書

    ★メインブランチ
    『創造の仕組み』 『プロセス』 『思考の法則』 『実践』 

    ★INPUT
      ・全ての物や事は、要素・構造・機能で成り立っている(要素が色々な形で結びつき
       構造となる。完成した全体構造は、なんらかの働きを持ちそれを機能という)
      ・守・破・離(守=模範。離=自分なりの試み。要素と構造を理解している段階。
       離=型から離れる。独自の世界観をつくる)
      ・思考平面:生き方、好み、経験で得た知識などを質的な違いを無視して、種を落とす。
       バラバラ同士を繋ぎ合わせる  
      ・水平法:他の分野の知識を、自分の分野に当てはめる。もしくはその逆。新しい
       アイデアを、誰の手も借りずに生む出せる 
      ・対話法:誰かと話しながら、相手の力を仮て新しいアイデアを得る。相手の反応や
       質問で、自分の考えを進める

    ★ウガンダの感想
     アイデアの出し方が、この本を読んで見て分かりました!
    この本も図が多く非常に分かりやすい本です!

    ★一言で言うなら
     『繋ぎ合わせてみる!』

    ★OUTPUT
      ・要素の関連付け意識:?共通概念で括る?使う概念を選択?脈絡をつける
      ・よく観察する:目の前の現象が、どのような要素でできていて、どのように絡み
       構造をしているか
      ・3つの『わかる』を理解:?要素の合致?構造の合致?新しいテンプレートの構築
       ??は頭の中の要素のテンプレートと、目の前の現象の要素とが合致した状態。
       ?は頭の中にテンプレートができていないので、新しく構築する(学習)。
      ・思考演算:原因と結果、入力と出力、交換と逆転、直列と並列、拡大と縮小入れ替える
      ・思考探索:課題を決め、解決策を探す。集中・分散・時分割・サードプレイス・第3物質
       挿入・界面変更・要素入れ替えなど
      ・ブレーンストーミング取り入れる:課題設定し、集まった人で連想させるること・考えを
       ぶつけ合う

    ★BookCrossingしたい度
     『★★★★☆』

  • ◆創造とは、要素や構造の組み合わせ、新しい「機能」を果たすものをつくること。

    ◆すべては「要素」「構造」「機能」でなりたっている。

    ◆「わかる」とは、「要素の合致」「構造の合致」「テンプレートの合致」である。

    ◆テンプレートを新しくもつことは脳神経の「髄鞘化」(ずいしょうか)。

    ◆観察のプロセスと創造のプロセスは同じ。創造的な人はよく「観察する」人。

    ◆思考の法則性: 要素同士を構造化していく方法。いくつかのパターンがある。

    ? 思考演算(交換と逆転、直列と並列の入れ替え、四則、鏡像、拡大、縮小)
    ? 思考探索(集中と分散、時分割、第三場を加える、界面変更、要素の入れ替え)

    ◆決定とは、 起こりうるいくつかの選択肢から、可能性・確立を考えて、ひとつを選ぶこと。

    ◆決定の方法とは、 ?単純決断 ?単純選択 ?構造選択 である。

    ◆「具体化」とは、「できあがった全体構造に属性をつけること」。そして、具体の世界から上位概念の世界へ「のぼってみる」こと。

    ◆自分の頭の中にある具体の世界のものを、上位概念の世界でつくりあげた全体構造に当てはめてみるのが具体化の現実。

    ◆創造力を高めるためには、毎日の生活の中でいろいろな体験を通じて様々なことを学び、質的に異なる具体化の候補にできる要素や構造をたくさん集めておくことが重要。

    ◆創造において、知恵のある人とは、創造作業を的確に行える人のこと。体感・実感をともなった経験こそが大切である。

  • 整理整頓を不得意とする私にとっては思わず「おお!」と感嘆こぼれる一冊。
    思考の方法論を身につけることで、ただの発想から、具体的な創造にまで落とし込むことができるというもの。
    早速卒論で実践してみたが、これが案外面白いようにまとまっていく。このまま実践を続けてみます。

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著者プロフィール

1941年東京生まれ。東京大学工学部機械工学科修士課程修了。東京大学名誉教授。工学博士。専門は失敗学、創造的設計論、知能化加工学、ナノ・マイクロ加工学。2001年より畑村創造工学研究所を主 宰。2002年にNPO法人「失敗学会」を、2007年に「危険学プロジェクト」を立ち上げる。著書に『図解 使える失敗学』(KADOKAWA)、『失敗学のすすめ』『創造学のすすめ』(講談社)『技術の創造と設計』(岩波書店)、『続・実際の設計』(日刊工業新聞社)『3現で学んだ危険学』(畑村創造工学研究所)など。

「2022年 『やらかした時にどうするか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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