生まれる森

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1242
感想 : 220
  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062122061

感想・レビュー・書評

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  • 辛口評価かな。
    読むのは苦痛ではなかったので★★★
    くらいでもいいんだけど・・・

    島本理生の作品は結構好きなんだけど、
    なんか、この作品は
    淡々としすぎていて、
    (そういうところが島本作品の雰囲気として
     好きな部分でもあるんだけど、)
    あんまり、心に響く部分がなかったなぁ。

    多分、ちょっと経ったらどんな話だったか
    忘れそう。

    そんな作品でした。

  • 静かに時が流れる中で様々な愛に触れ、少しずつ変わっていく少女の姿を描いた物語。

    透明感がある雰囲気の中で紡がれる文章が、重くなく瑞々しい。

    ページ数は多くないのでスラスラ読めるかと思ったが、実際はその透明感がある雰囲気にゆっくりと熟読してしまった。
    初めて読んだ島本理生作品一冊目で、世界観に巧く入り込んで読むことができました。

    この物語の雰囲気が好きです。

    そして雪生が…素敵だ。
    私も雪生みたいな素朴で聡明な人が側にいてくれたら…と考えてしまう。
    ただ、側に寄り添ってくれるだけで救われる。
    この雪生の人柄が好きです。雪生の妹・キクちゃんも好き。
    登場人物全員がどこか…透明感があって愛が溢れている。
    登場人物たちにハズレがない。
    そして物語構成に無駄が無くシンプルなのに、胸に突っかえる痛みを少しずつ溶かしてくれます。

    1つのきっかけで少しずつ変わっていく少女の姿が「再生」を描いているなら、
    この「生まれる森」というタイトル名が、儚くて愛おしい。

    タイトル名にピッタリの物語でした。

  • 私はもしかしたらサイトウさんに近いのかもしれない。

    奥のほうに抱えた強い不安が1番身近な人間の心を容赦なく揺さぶる。

    私のそばにいる人は私の抱える負の部分の重たさに、苦しんでいるかもしれない。

    それを受け止めてそばにいてくれた彼は、なんて大きな人だったのだろうと思います。


    キクちゃんや雪生さんのように、救い出してくれる人がいるって幸せなことですよね。

    苦しくてどうしようもない時は、現実から離れて自然に触れたり、外国に行ったりそんな逃避が必要だってことに共感しました。

    悩みから心を離す時間を作らないと潰れてしまいます。

  • 2022.1.30-487

  • ドロドロしたものが読みたくて、島本理生さんの本を選んでみたけど、意外と明るい展望で終わりました。

    雪生、頑張れ!

  • 島本作品の良くも悪くもパターン的な展開。ただ、比較的明るい物語。

  • H20/12/9読了

    話自体は前2作品と似たような感じで思うようにならない恋を綴ったもの。
    割と単調なのにサクサク読めてしまうのは、読みやすい文章と名言のためだと思う。
    特にp129のことばは重なる部分が多い。
    p152「変えられない事実」のくだりも励まされる?島本さんの言う通り「そこから出たいと願う人」のための作品。

  • 最近気になって読んでいる島本さん。

    つき合っていたサイトウさんと別れて無茶して望まない結果を生んで。。。
    何かを抱えた女子が主人公が出会うのは、同じく傷や闇を抱えた男子、と言うのがほどんどな気がする。
    そりゃ、皆抱えている物はあるだろうけど、ともすれば共依存でしかないような関係。
    だけど、最後には希望が見えた。
    本当に二人には幸せになってほしいな。

  • 島本理生さんの作品に出てくる人は、闇を抱えた不安定な人が多い。
    たまに読みたくなる作家さんです。
    この作品のストーリー自体はそんなに…。

  • 同じ作家やからナラタージュとかぶる部分が残念。

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著者プロフィール

1983年東京都生まれ。2001年「シルエット」で第44回群像新人文学賞優秀作を受賞。03年『リトル・バイ・リトル』で第25回野間文芸新人賞を受賞。15年『Red』で第21回島清恋愛文学賞を受賞。18年『ファーストラヴ』で第159回直木賞を受賞。その他の著書に『ナラタージュ』『アンダスタンド・メイビー』『七緒のために』『よだかの片想い』『2020年の恋人たち』『星のように離れて雨のように散った』など多数。

「2022年 『夜はおしまい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

島本理生の作品

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