生まれる森

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1163
レビュー : 217
  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062122061

感想・レビュー・書評

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  • 辛口評価かな。
    読むのは苦痛ではなかったので★★★
    くらいでもいいんだけど・・・

    島本理生の作品は結構好きなんだけど、
    なんか、この作品は
    淡々としすぎていて、
    (そういうところが島本作品の雰囲気として
     好きな部分でもあるんだけど、)
    あんまり、心に響く部分がなかったなぁ。

    多分、ちょっと経ったらどんな話だったか
    忘れそう。

    そんな作品でした。

  • 静かに時が流れる中で様々な愛に触れ、少しずつ変わっていく少女の姿を描いた物語。

    透明感がある雰囲気の中で紡がれる文章が、重くなく瑞々しい。

    ページ数は多くないのでスラスラ読めるかと思ったが、実際はその透明感がある雰囲気にゆっくりと熟読してしまった。
    初めて読んだ島本理生作品一冊目で、世界観に巧く入り込んで読むことができました。

    この物語の雰囲気が好きです。

    そして雪生が…素敵だ。
    私も雪生みたいな素朴で聡明な人が側にいてくれたら…と考えてしまう。
    ただ、側に寄り添ってくれるだけで救われる。
    この雪生の人柄が好きです。雪生の妹・キクちゃんも好き。
    登場人物全員がどこか…透明感があって愛が溢れている。
    登場人物たちにハズレがない。
    そして物語構成に無駄が無くシンプルなのに、胸に突っかえる痛みを少しずつ溶かしてくれます。

    1つのきっかけで少しずつ変わっていく少女の姿が「再生」を描いているなら、
    この「生まれる森」というタイトル名が、儚くて愛おしい。

    タイトル名にピッタリの物語でした。

  • 島本作品の良くも悪くもパターン的な展開。ただ、比較的明るい物語。

  • H20/12/9読了

    話自体は前2作品と似たような感じで思うようにならない恋を綴ったもの。
    割と単調なのにサクサク読めてしまうのは、読みやすい文章と名言のためだと思う。
    特にp129のことばは重なる部分が多い。
    p152「変えられない事実」のくだりも励まされる?島本さんの言う通り「そこから出たいと願う人」のための作品。

  • 最近気になって読んでいる島本さん。

    つき合っていたサイトウさんと別れて無茶して望まない結果を生んで。。。
    何かを抱えた女子が主人公が出会うのは、同じく傷や闇を抱えた男子、と言うのがほどんどな気がする。
    そりゃ、皆抱えている物はあるだろうけど、ともすれば共依存でしかないような関係。
    だけど、最後には希望が見えた。
    本当に二人には幸せになってほしいな。

  • 過去に恋した塾の先生「サイトウさん」をある意味忘れられないでいる主人公とそんな彼女を支えようとしてくれる雪生さんの話。

    島本理生にしては比較的さっぱりとしているほうだと思う。

  • 島本理生さんの作品に出てくる人は、闇を抱えた不安定な人が多い。
    たまに読みたくなる作家さんです。
    この作品のストーリー自体はそんなに…。

  • 同じ作家やからナラタージュとかぶる部分が残念。

  • さっぱりと淡泊にかかれてたから読みやすかった。読んでて少し苦しかった。ゆっくりと深い森に入っていくような感じがした。

  • 大学生の主人公「野田さん」(彼女の下の名前は出てきただろうか)が予備校講師サイトウさんへの未練を思い出すストーリー。
    お互いのために別れて、好きだという気持ちが過去のものになっていても、後悔や痛みだけが恋の証明のように残る。

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著者プロフィール

島本 理生(しまもと りお)
1983年東京都板橋区生まれ。都立新宿山吹高等学校に在学中の2001年に「シルエット」で、第44回群像新人文学賞の優秀作を受賞し、デビュー。06年立教大学文学部日本文学科中退。小学生のころから小説を書き始め、1998年15歳で「ヨル」が『鳩よ!』掌編小説コンクール第2期10月号に当選、年間MVPを受賞。2003年『リトル・バイ・リトル』で第128回芥川賞候補、第25回野間文芸新人賞受賞(同賞史上最年少受賞)。2004年『生まれる森』が第130回芥川賞候補。2005年『ナラタージュ』が第18回山本周五郎賞候補。同作品は2005年『この恋愛小説がすごい! 2006年版』第1位、「本の雑誌が選ぶ上半期ベスト10」第1位、本屋大賞第6位。2006年『大きな熊が来る前に、おやすみ。』が第135回芥川賞候補。2007年『Birthday』第33回川端康成文学賞候補。2011年『アンダスタンド・メイビー』第145回直木賞候補。2015年『Red』で第21回島清恋愛文学賞受賞、『夏の裁断』で第153回芥川賞候補。『ファーストラヴ』で2回目の直木賞ノミネート、受賞に至る。

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