灰色の瞳

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 18
感想 : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062122467

作品紹介・あらすじ

父親譲りの灰色の瞳と英語力を武器に、通訳として自立をめざす美貌の女性・黒井礼子は、政治思想史の若き学究・千明広と出会い、恋に落ちる。正反対の境遇と性質ゆえに深く惹かれ合う二人だったが、兄夫婦の急死により礼子に遺された幼い兄妹の養育、千明の将来を左右する教授夫人との確執、さらに戦後政治思想史のカリスマをめぐる謀略が絡み、波瀾のドラマが展開する…。現代日本を舞台に本格ロマンの魅力を甦らせ、小説の可能性を問う傑作長篇小説。

感想・レビュー・書評

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  • これまでの作品とは一線を画した佐川さんの本格的な長編ロマン小説。ネタばれになっては興ざめなので、詳しくは書かないけれど、特異な境遇で自立心の強い女性主人公・黒井礼子の物語と思って読んでいると。この小説の思わぬどんでん返しの構成に驚く。 自立心の強い美しい女性と、真面目さが取り柄ののびのびした性格の好青年との恋愛物語に終わらないところは、冒頭の父娘二人の「灰色の瞳」対決で暗示されているようだ。それにしても、意外な結末に少しあっけに取られた私だった。

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著者プロフィール

1965年、東京生まれ・茅ヶ崎育ち。北海道大学法学部出身。在学中は恵迪寮で生活し、現在は埼玉県志木市で暮らす。2000年「生活の設計」で第32回新潮新人賞。2002年『縮んだ愛』で第24回野間文芸新人賞受賞。2011年『おれのおばさん』で第26回坪田譲治文学賞受賞。

「2021年 『満天の花』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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