ジャンヌ・ダルク、またはロメ

著者 :
  • 講談社
3.13
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  • レビュー :8
  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062122566

作品紹介・あらすじ

直木賞受賞の大才!初の歴史短篇秀作集。

感想・レビュー・書評

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  • 佐藤さんにしては珍しい短編集。

    前半はタイトル通りジャンヌ・ダルクにまつわる中短編。その中では、やっぱり表題作が良かった。
    ラ・ピュセル=ジャンヌ・ダルクは本物の聖女か、ただの詐欺師か。宗教的な議論ではなく、フランス筆頭侍従官トレムイユの目から見たジャンヌ・ダルクの姿。
    彼女を利用し、利益を得ようとしているのは誰か。あくまでも現実的な推理が面白い。

    そして後半はレオナルド・ダ・ヴィンチにまつわる話。
    でも、個人的には、間に挟まれたカスティーリャ王女とアラゴン王太子の結婚にまつわる冒険譚「エッセ・エス」が一番面白かった。
    軽妙な口調で語られる、カスティーリャ人とアラゴン人の気風の違いが興味深い。

  • 短編集。
    この作家さんの長編小説を旅の友にするのが好き。
    二つの長い旅をした気持ちになるから。
    短編は、区切りがつけやすいのは、いいね。

  • ジャンヌダルク物語です
    短編ですが、当時のフランスの情勢を踏まえて
    書かれていることが後でわかりました
    ジャンヌの異説・・・面白いですよ

  • 短編集。

    タイトルの通りジャンヌ・ダルクに関する短編と、レオナルド・ダ・ヴィンチに関する短編である。

    普通の歴史ものである。少し「ジャンヌ・ダルクまたはロメ」は歴史ミステリーっぽい。

  • 「カエサルを撃て」と一緒に図書館で借りた。短編集。『エッセ・エス』が一番良かった。歴史小説、また挑戦するかも。

  • 表題はジャンヌ・ダルクですが彼女にまつわる話は『ジャンヌ・ダルク、またはロメ』『ルーアン』の二作。ジャンヌに敵対する者からの視点(前者は筆頭侍従ジョルジュ、後者は異端審問陪席官ジャック)は、なかなか描かれ難いもので興味深いです。同じく百年戦争ものというと、兵士になろうというイングランドの2人がお互いの協力関係について取り交わす『戦争契約書』。一種の滑稽話で、取らぬ狸の皮算用とはまさにこの話、て感じ。
    『エッセ・エス』は、騎士カルデナスを語り手にすえた、カスティリア王女イサベルとアラゴン王子フェルナンドの結婚にまつわる冒険譚。佐藤先生の描く痛快な冒険にはまってファンになっただけに、この作品がこの本のマイ・ベストです。一冊で中世西欧をかけ巡る、珠玉の一冊。

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