黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)

著者 :
  • 講談社
3.61
  • (171)
  • (226)
  • (490)
  • (14)
  • (0)
本棚登録 : 1364
レビュー : 236
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062123327

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 水野理瀬が主人公の長編第二段。
    少女の成長物語とは、たぶん本質的にはこういうものである気がする。明るい世界を切り捨てようとした亘とは反対に、自分を取り巻く悪意も、救いの手も、光も闇も全てを飲み込んで内包しようとする。それができるのは、少女だけではないだろうか。

    前作があまり読後が良くなかった割に今作満足だったので、理瀬が年齢を重ねるごとに、私は好きになっていくのかも。

  • シリーズものだけど、これ以前の物語りを読んでいなくても十分楽しめた。
    登場人物全員闇があるように思えて、誰を信じて誰を疑えばいいのか分からない、本当にミステリアスな雰囲気のある本。

  • 理瀬シリーズは、少女のストレスも書かれていると思う。

  • 水野理瀬は、子供のころ一時期過ごした祖母の家に来ている。祖母は家の中の事故で亡くなっていた。その祖母の遺言でこの白百合荘に住むことになった。百合の匂いが一年中しているこの家に。ここには血が繋がっていない伯母である梨耶子と梨南子が一緒に住んでいる。ここは近所から「魔女の家」と呼ばれている。その理由は何なのだろうか。「麦の海に沈む果実」の続編か。

  • 北の学園を出た理瀬は高校生になり、祖母の遺言に従ってかつて祖母と暮らした家に戻ってきていた。何かを探すために。 時間軸的に「麦の海に沈む果実」の続きで、理瀬の記憶もしっかりしている。麦の〜の登場人物の名前もちらほら出てきて、先にあっち読んでおいてよかったなあとしみじみ。 夜中に朋子の家に訪ねてくる梨南子さんのくだりが怖かったー。

  • 『朝日の~』の一作目、面白い!!と思ったら、シリーズだった。
    これ好き!これ好き!
    他も読みたい。図書館で、どうやったらこのシリーズって解るんだろう?

  • 久しぶりの再読。恩田陸のこの一連のシリーズ、好き。理瀬の闇があるキャラにグッとくる。

  • 面白かった♪麦海よりも楽しめました。理瀬の世界に慣れてきた&惹かれてきたからかもしれません。終始ハラハラし通しで、騙されっぱなし。最後の最後にその人が…びっくりでした。稔さんかっこいい❤女系家族もそりゃそうなるでしょ、という家の秘密。亘さんを気持ち良く送り出すための行動としては理瀬はかなり大胆。最初からどこか好きになれなかった朋子は…そうか、それでいいんだ…みたいな。まぁ幸せならいいんですけれども(笑)また「三月は~」を読み直さなきゃ。理瀬シリーズはこれで完結?恩田さんをもっともっと読みたくなりました。

  • 「3月は深き紅の」の続編。理瀬シリーズですね。
    「朝日のように爽やかに」の短編、ヨハンの回が良かったので、理瀬シリーズも読みたくなったので。

    3月シリーズは大分前に読んだのでいまいち理瀬のことは覚えてなかったのですが、それでも楽しく読めました。
    登場人物達が全員魅力的でしたね。
    腹黒いですがカッコよく頭がキレる稔も、明るく無邪気な、しかし決して理瀬達の側にも行けず理瀬のことを理解出来ないかった亘。
    お調子者に見えるが、理瀬のことは理解していた雅雪。
    明るく無邪気で可愛いらしい雰囲気だが、亘を愛すあまり友達の理瀬を傷つけてしまう大人の女になった朋子。
    ほんの少し出てきた、自分の将来に対する覚悟を決めた時のヨハン。

    ストーリーは、前の寄宿学校の時の方が好きですね。
    やっぱりあの閉ざされた空間が、何か禍々しい感じが出ていいのかもしれません。
    あと他の方も言ってますが、将来有望だと期待された彼女が、あまりにも受け身な姿勢でいるのも、少しがっかりしました。

  • 数年ぶりの再読。

    その後の水野理瀬を知りたい。




    ・・・ような、知りたくないような。

全236件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)のその他の作品

恩田陸の作品

黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)を本棚に登録しているひと

ツイートする