ブラフマンの埋葬

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 947
レビュー : 212
  • Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062123426

感想・レビュー・書評

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  • 元資本家の別荘を管理する管理人。芸術家のお世話をする彼が見つけた不思議な生き物。その生き物とは、一体なんだろう?

    暗すぎずない内容で読後、何だかちょっとほっとした。

    • まろんさん
      はじめまして。フォローしていただいて、ありがとうございます!まろんです。

      この本、タイトルから、ブラフマンに訪れる悲劇が予想できていても
      ...
      はじめまして。フォローしていただいて、ありがとうございます!まろんです。

      この本、タイトルから、ブラフマンに訪れる悲劇が予想できていても
      終盤、ブラフマンが息絶えるところでは、やっぱり泣いてしまいました。
      それほどブラフマンにハートを掴まれた私ですが
      ゆきのすけさんと同じく、「この愛らしいブラフマンって、いったい何の動物なんだろう?」
      と最後までわからず仕舞いで。。。
      水かきがあって、しっぽも特徴的なので
      カワウソの仲間なのかなぁ?と想像したりしていました。

      ゆきのすけさんとは、読んだ本のレビューは書かずにいられないところや
      ブックオフの105円の棚で宝探し(?)することが大好きなところなど
      共通点がたくさんあるようで、本棚やレビューを見せていただいていて、
      どんどんうれしさがこみ上げてきてしまいました(笑)

      これからもレビュー率100%の素敵なレビューを楽しみにしていますので
      どうぞよろしくお願いします(*^_^*)
      2012/07/28
  • 静かすぎる。まるで長い詩みたいだ。たいてい小川洋子作品には彼岸と此岸を繋ぐ異形のものがメインキャラに添えられるが今回は人ではない。あれかもしれない、いやこっちの方が近いと想像は膨らむが、生物分類学上の設定などは何も意味がない。だからその生き物がなにかは最後まで明確に提示されない。正解だ。
    孤独と清謐にわずかにしかし明確にある暴力と裏切り。涙こそ流れないが、胸を突き刺してくる。

  • 名を持つのは唯一ブラフマンだけ。どこともつかぬ空想の世界。ひんやりした、少しざらついた石肌を感じさせる小説。小さく繊細なものの愛しさと人間のおろかさと。

  • 2008年11月14日~14日。
     うーん。
     これは正直今一つだったなぁ。

  • つい50年前まで川を下る他には来る手段がなかった小さな村。そこに芸術家たちのために無償で提供されている家がある。創作者の家と呼ばれるその建物に住み込みの管理人している僕とある夏の夜迷い込んできた小さな動物、ブラフマンとの物語。

    ブラフマンは犬としか思えないのだがそうは書かれない。
    一体なんなのか?何故言ってくれないのか?そればかりが気になってしまい集中できなかった。ブラフマン目線のカギカッコつきのセリフの部分も必要だったのか疑問。

    土地と建物と人物と出来事の関係がうまく絡み合っていないような気がした。それぞれはとても魅力的なので余計に惜しい。後日談があれば読みたいくらいだ。

    小川作品にはもう少しの熱量とさらに癖のある人物を求めている。

  • ブラフマンってなんだったん?
    罪悪感あり?
    こんなのって・・・理不尽

  • 他の人の頼みならブラフマンを優先したろうに、娘のことが好きだったから、ブラフマンをひとりにしてしまった。悔やんだろうな。良い意味で人物像が掴みにくく、余韻の残る不思議な話だった。

  • 美しい文章で綴られる、主人公と謎の生き物との短い交流。
    とりあえず、すぐ読めた。
    ブラフマンは結局なんだったの?カワウソ?
    ブラフマンはちょっと可愛くて、愛らしくて、別荘の皆に見送ってもらえたのはよかった。ただ、主人公の男が若干気持ち悪い。好きな女の子のストーカーみたい。彼氏とちちくりあってる場所の詳細とかどうして知ってんのさ(ドン引き)。
    美しいようで薄気味悪く、泣くまでも笑うまでもない微妙なバランスを保った不思議な小説でした。
    泉鏡花賞といわれると、確かにな、といった感じです。
    ただ、現実世界とは解離したどこかの世界のお話風の展開は、どこか梨木香歩や川上弘美を連想させ、この手の話は先鋒がたくさんいるのにな、といった感想。
    彼女の言葉使いには惹かれましたが、内容はあまり残らなかったです。

  • 図書館から借りてきた本の一冊。愛らしいブラフマンに愛着が湧くにつれ、ページを捲るのが辛い、でも読まずにはいられない。そんな作品。

  • <創作者の家>で管理人をしている主人公のもとに、ある日、野生の動物がやってくる。
    彼は動物にブラフマンと名前をつけ、面倒を見ることに。
    主人公とブラフマンと、静かでささやかな物語。

    すっとはじまって、すっと終わっていく小説だった。
    だらだらと引っ張らないからこそ魅力的な本なのだと思う。

著者プロフィール

小川 洋子(おがわ ようこ)
1962年、岡山県生まれ。高校時代に文芸を志し、早稲田大学第一文学部文芸専修入学。在学中から文芸賞に応募。卒業後一般企業に就職したが、1986年の結婚を機に退職、小説家の道に進む。
1991年『妊娠カレンダー』で芥川賞、2004年『博士の愛した数式』読売文学賞、本屋大賞、2006年『ミーナの行進』谷崎潤一郎賞、2012年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞、2013年早稲田大学坪内逍遙大賞をそれぞれ受賞。芥川賞、太宰治賞、読売文学賞、河合隼雄物語賞などの選考委員を務める。
『博士の愛した数式』は映画化され、大ヒットとなった。受賞作以外の代表作として、『薬指の標本』『人質の朗読会』『猫を抱いて象と泳ぐ』。

小川洋子の作品

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