清談 仏々堂先生

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 34
感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062123549

作品紹介・あらすじ

「気に入る花がないから、描けない」椿絵作家として出世した関屋は、「百椿図」完成を前に行き詰まっていた。我楽多満載のワンボックス・カーで駆けつけた仏々堂先生が仕掛けた「お節介」とは?平成の魯山人の活躍を描く全四篇。

感想・レビュー・書評

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  • 数寄者の佛々堂先生が趣向を凝らして壁にぶつかった芸術家や店主を救う物語。
    ここまで風流を楽しめるのは先生持ち前の数寄心もさることながら財力も大きな力になっていますよね、両方持たない私には羨ましい限り。
    乞巧奠の話が夢の中のように綺麗で素敵でした。最後のオチは上村さんがちょっと可哀想でしたが…。

  • 最初は物足りなく読んでいたけど、だんだん佛々堂先生の魅力に惹かれた。
    「龍の契り」しか読んだことがなかったので、作風の違いにびっくり。

  • (収録作品)八百比丘尼/雛辻占/遠あかり/寝釈迦

  • これは面白い。
    美術、骨董に疎い私でも読みやすく、手妻のように幽玄の世界へ誘ってくれる。
    こんな世界が現代日本にあるのかとぼうっとしてしまった。すっかり仏々堂先生のファンになってしまった。
    続編も素晴らしい。
    作者の懐の暖かさ造詣の深さに感動する。底が知れない。

  • 浮世離れした世界と、佛々堂先生みんなを助けて誰も損しないとはとても美しいことだこの著者がこんなお話を書くとは意外だったけど 古民家移築の本も出してるしこういう分野にも造詣が深いのだろうなぁ

  • 金持ちで数奇者の御大が自分の趣味の為、人を驚かす為に芸術家たちを発掘(?)していく話。しかも、ちゃんと金儲けはするし。通人なんてうちの人生には一生縁のない人種なんだろう。でも、家であんな催しをしてしまうなんて!ただの金持ち、ただの趣味人ならできない。やっぱあんなことができるのは両方合わさった人だけでしょう。いるのか?そんな人種。

  • 服部真澄の新境地。雅な小物に、味わいのある言葉遣い。現代とは思えない雰囲気を作り上げています。

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒。95年に刊行したデビュー作『龍の契り』が大きな話題となる。’97年『鷲の驕り』で吉川英治文学新人賞を受賞。以後、豊富な取材と情報量を活かしたスケールの大きな作品を発表し続けている。他の著書に『KATANA』『ポジ・スパイラル』『エクサバイト』「清談 佛々堂先生」シリーズ、『天の方舟』『深海のアトム』『夢窓』などがある。

「2020年 『令和版 全訳小説 伊勢物語 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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