チルドレン

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 5315
レビュー : 922
  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062124423

作品紹介・あらすじ

まっとうさの「力」は、まだ有効かもしれない。信じること、優しいこと、怒ること。それが報いられた瞬間の輝き。ばかばかしくて恰好よい、ファニーな「五つの奇跡」の物語。吉川英治文学新人賞作家、会心の受賞第一作。

感想・レビュー・書評

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  • 強烈なキャラクターの陣内くんをめぐる短編集。破天荒な人なんだけど、それがうまく作用して意識してるのか無意識なのか、周りに少しずつ救いを与えていく。
    ひとつひとつ、やっぱりだんだんつながっていきます。
    盲目の美青年の永瀬くんも素敵。
    ライブハウスでのエピソードとか、いろいろ偶然が重なるんだけど、それが小説にこそ起こせる奇跡なわけで。
    伊坂さんは人間を信じてるんだなあ、と改めてほのぼの。

  • 奇跡を呼び寄せる男、陣内。
    巻き込まれる気のいい男、鴨居。
    静かな叡智の男、永瀬。
    振り回されながら信じる男、武藤。
    彼氏の盲導犬に張り合う気満々の彼女、優子。

    傍若無人に振る舞いながらも、目に見えて奇跡を呼ぶのは陣内だけど、
    他の4人もそれぞれの良さを生かして小さな奇跡を呼んでくる、そこが素敵だった。

    身内にいたら大変だとは思うけど、陣内のギターは聴いてみたいな。。。

  • 陣内に大いに笑わせてもらった。
    でもあまりに身近にいたら、仲良く出来るかな?

    登場人物みんな悪い人がいなくて、すっきり読めた。
    永瀬くんのように生まれつき目が見えない人は、見えてる人より感性が鋭いんだろうな。見えている人は、当たり前に見えてる分、見ていないことが多いのかもしれない。

    銀行強盗の経緯を推理したり、彼女のバッグを取られそうになることに気づいたり、ちょっとした動きなどで想像出来るってすごい!

  • サブマリンの陣内、武藤コンビの初登場作品ということで再読。友人の鴨居、盲目の永瀬とその彼女の優子も登場。日常の中の非日常、普通って何、ビートルズとジャズ。作者らしい作品。
    陣内、武藤が年の差わずか三歳だったのが意外。

  • あの一言だけで宝物。
    とにかく良い。
    陣内、ロックだぜ。

  • 久々に読んでもやっぱり好きな一冊。
    陣内の考えや行動がすごくいい。
    自分の感覚が常識ど真ん中ではない、なんてことがあっても大抵はその自覚があるから、それを表に出すことはあまりない。だからそれをやってのける陣内は爽快で、真似は出来ないぐらい突き抜けてるからこそ余計に楽しい。

  • ★★★★一番好きな作家さんとそろそろ言ってもいい伊坂幸太郎。無茶苦茶なんだけど芯をついてるのか運がいいのか陣内。伊坂作品の中でも上位に入る破天荒キャラ!!最後に毎度おぉーーー!ってなるのは癖になる面白さ。読後感もすっきり!

  • 何度読んでも良い作品だ。
    ばらばらだけど、最後は一つに繋がる。

  • 2005年の本屋大賞5位。著者曰く、短編集のふりをした長編小説。うん、確かにそんな感じ。全ての物語が繋がっている5編の連作短編集。

    空気感は『陽気なギャングが地球を回す』と似ていて、とにかく爽快で面白い。重苦しさを残さない。読んでいて楽しい。娯楽小説なんだからこれでいいよ、と素直に思えます。

    全ての話に登場する陣内のキャラが好きですね。『ギャング』の響野もそうですが、屁理屈、変わり者。陣内はさらに、ストレートな性格。妙に人間っぽくて、実は誰もが持っているけど表には出さない側面を地のまま出しまくっている。そんな陣内がなんだかんだで奇跡を起こす、この爽快感が面白さの秘訣だと思います。

  • 家庭調査官、陣内をめぐるエピソードの一つ一つが、きらきらひかる物語。陣内のまわりのごく普通の善良な人々に、幸あらんことを。

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プロフィール

伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業後、SEとして働くきながら文学賞応募し、2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞受賞、デビュー作となる。その後作家専業となり、宮城県仙台市に在住しながら執筆を続けている。
2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治文学新人賞、同年『死神の精度』で第57回日本推理作家協会賞短編部門、2006年平成17年度宮城県芸術選奨文芸部門、2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。同作で直木賞の選考対象となることを辞退したことも話題になった。
上記受賞作のほか、『重力ピエロ』、『バイバイ、ブラックバード』、『アイネクライネナハトムジーク』など話題となる作品は多い。代表作も殆どが映画化されてきている。

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