ザビエルとその弟子

  • 講談社 (2004年7月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062124638

みんなの感想まとめ

信仰と裏切り、そして人間の葛藤が描かれた物語は、フランシスコ・ザビエルの生涯を通じて、彼の偉大さと苦悩を浮き彫りにしています。聖職者としての彼の姿勢や、日本における布教活動の可能性について考えさせられ...

感想・レビュー・書評

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  • フィクションとはいえ フランシスコザビエルの 聖職者としての 偉大さ を 改めて知った 。あの時に日本にキリスト教が根付いていたら どうなっていたのだろうと考えさせられた。

  • ザビエルが日本に続いて中国布教をめざしながらも、弟子たちの相次ぐ裏切りなどの阻害要因から体力、気力が衰えて死を迎える最も哀れな短い期間を著している。ザビエルが随分と褪せて見えるおかしな小説である。結局、著者がカトリックでありながら感じている何か煮え切らない苛立ちを、ザビエルの弟子の口を借りて述べているのだろう。

  • カトリック作家加賀の最新の小説です。ザビエルと弟子たちの対話が印象的です。背教の神父を思い出させる名前のフェレイラ。中国人の忠実な弟子アントニオ。日本人初のキリシタン・アンジロー(小説ではアンジローの亡霊)たちとの対話が出てきます。その中ではアンジローが日本の仏教風土についての説明をし、ザビエルに配慮がたりなかったのではないかと意見をしたり、「大日」というDeusの訳語が相応しいかどうかとのやりとりは日本人とキリスト教を考えさせる面白い場面です。しかし、小説としては今ひとつ盛り上がりに欠け、退屈でした。最後は中国を目指したザビエルの死により、終わります。

  • ザビエルという一宣教師の最期。うーん…やはり理解できない。言動と行動に矛盾があって、この人がこれで天国へいけるというなら、教義自体に偽りがあるとしか思えない。

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著者プロフィール

1929年、東京生まれ。東京大学医学部卒業。東京拘置所医務技官を務めた後、精神医学および犯罪学研究のためフランス留学。帰国後、東京医科歯科大学助教授、上智大学教授を歴任。小説家・精神科医。日本芸術院会員、文化功労者。『死刑囚の記録』(中公新書)、『悪魔のささやき』(集英社新書)、『宣告』(小学館)、『永遠の都』(全7巻)『雲の都』(全5巻)(以上、新潮社)、『帰らざる夏』(講談社文芸文庫)、『湿原』(岩波現代文庫)など著書多数。

「2019年 『ある若き死刑囚の生涯』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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