人間は考えるFになる

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062125802

感想・レビュー・書評

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  • いわゆる「理系ミステリ」を続々上梓する森博嗣と、
    鍋敷きを量産する土屋賢二との対談。

    自分なりの確固とした考えを伝える努力をする森博嗣と、
    自分の身からでた錆を感情的に訴える土屋賢二。

    2人のかみ合わない会話がもどかしい。
    いつ、2人が「対談や~めた」と投げ出すかはらはらした。
    がんばれ、森!
    しっかり、土屋!
    内容がそうないのに、こんなに手に汗握った本はない。

    犀川先生の名付けの由来について語られている。
    対談に加えて収録されているおまけの2作も楽しい。

  • 対談

  • 4〜5

  • 8/27-28 ,12

    森博嗣と土屋賢二の対談本 +短編

    なんと二人の噛み合わないことか……。
    そんな違いがとてもおもしろい。

    森博嗣はシリーズ本を何冊か読んでいるけど、
    登場人物、「犀川」などが実際の教え子の苗字から採ったことやそれにまつわる小話もおもしろかった。

    ほんとに真逆な二人。
    悩みやすい土屋先生に
    それをバッサバッサ切っていく森先生。

    最後の土屋先生の短編ミステリィ?
    も先生ご自身がかわいく書かれていて微笑ましい。
    自虐ネタか( ´ ▽ ` )ノ

  •  対談本。かけあい漫談みたいでおもしろい。

  • 面白おかしく読ませていただきました。
    内容が無いようで、時々ある。それを見つけてニヤッとする楽しい本。

  • 哲学者と小説家(ミステリー作家。建築系の大学の先生でもある?)の対談集。大学について、ミステリーについて、などなど。
    読み方が浅いのか、知識が乏しいのか、「考えるF」が何だったのかわからんかった・・
    私には哲学系合わないのかなぁ。

  • 再読

  • 土屋賢二ファンとしては森さんに「もうすこし絡んでやってくださいよ」とお願いしたいところですが、少々寒い状況の方が土屋センセイの自虐ネタが映えるのかもしれません それを踏まえてのあえて放置なら森さんの事少し好きになれるかも・・。 土屋センセイ贔屓です すみません

  • 「文理対談」と帯に書かれてあったけど、土屋先生って文系でもアウトローな方じゃないかと読み終えて思った。
    恩師(哲学)も理系専攻がベースだったので重なった。

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著者プロフィール

1944年岡山県玉野市生まれ。玉野市立宇野幼稚園、宇野小学校、宇野中学校と、とんとん拍子に宇野地区きっての名門校を進み、中学2年生のとき岡山市立丸の内中学校に転校。岡山操山高校を経て、官僚を目指して東京大学文科一類に入学。2年後、方針転換して文学部哲学科に進学して大学院博士課程中退。東大助手を務めた後、お茶の水女子大学に着任。35年にわたって哲学を教え、現在、お茶の水女子大学名誉教授。 哲学のかたわら、五十歳のときユーモアエッセイ集『われ笑う、ゆえにわれあり』(文春文庫)を出版したのを皮切りに、『妻と罰』『ツチヤの貧格』(文春文庫)、『ツチヤ学部長の弁明』(講談社文庫)など多数のユーモアエッセイ集と、『ツチヤ教授の哲学講義』『ツチヤ教授の哲学入門――なぜ人間は八本足か』(文春文庫)など少数の哲学書を発表、いずれも好評のうちに絶賛在庫中。他に『幸・不幸の分かれ道――考え違いとユーモア』(東京書籍)、『われ悩む、ゆえにわれあり―― ツチヤ教授の人生相談』(PHP)などを矢継ぎ早に発表し、在庫に花を添えている。週刊文春とPHPに連載中。

「2013年 『哲学者にならない方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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