No.6〔ナンバーシックス〕 #3 (YA!ENTERTAINMENT)
- 講談社 (2004年10月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062125857
作品紹介・あらすじ
「西ブロック」でイヌカシに仕事を紹介された紫苑。「NO.6」の研究員に連れ去られた沙布。紫苑の母・火藍からの緊急メッセージを受け取ったネズミはその真実を紫苑に隠す。ネズミの心の葛藤…。彼らは成功率がほとんどない仲間の救出に向かうのか?それとも…。疾走する近未来サバイバル小説待望の第3弾。
感想・レビュー・書評
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自分で考えることと責任の意味を終えてくれる小説。
遂にNo.6の一部の矯正施設潜入前の話です。
前段階の話で大きな進展はありませんでした。
しかし、最後の意味が気になります・・・
次回は大きくストーリが動きそうで楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
純粋すぎてあぶなっかしい紫苑。甘っちょろい考えではここでは生きていけないと言いつつも、ネズミもイヌカシも、打算のない優しさと素直さを持った彼を放っておけない。紫苑がかわいがる動物たちが彼を慕う姿がかわいい。
徹底的に管理され、苦痛も悩みも排除された理想の都市、No.6。住民たちは、誕生から死まで、ここで幸せに安全に過ごしていけると思い込んでいる。いや、そう思わされている…それに、火藍は気がついてしまった。気がついて疑いを持ち、批判しようとする人間を、市当局は危険視する。うすら寒くなるような光景だ。
火藍と同じように、現代を生きる我々も、いろいろと考えさせられる。
次巻はいよいよ…ますます目が離せない。 -
「NO.6」の治安局員に連れ去られた
沙布。ネズミはその事実を紫苑に隠し、悩む。
果たして、彼らは成功率がほとんどない仲間の救出に向かうのか……?
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おおう…おやすみのキスしはりましたよ…びっくらこいたわ
あんまり話進まなかったね
続き続き! -
最初から最後まで沙布の安否が気になってしまう
でも少しずつ味方が内外に増えていくのが嬉しいですね
登場時からちょっとお気に入りだったイヌカシがよりお気に入りになりました。よく頑張ってくれたねイヌカシ!ただただかわいい!
紫苑とネズミがお互いの弱点になってしまっていることが今後の物語でどう生かされていくのかが気になります。
「自分のやったことが間違ってなかったと今でも、言い切れるのか?」
ここからの会話大好きすぎます。 -
1巻から2巻は間を開けてしまったので、2巻のあと3巻はすぐに借りました。
5冊同時進行で読んでいて、1番興味がない気がしていたこの本を1番最初に読了。
SFは好みですがではなく、面白いのか面白くないのかよくわからないけれど、サラッと読めるので最後まで読もうと思います。
NO.6と西ブロックの関係が、先進国と途上国の関係、もしくは途上国の超格差社会を彷彿させ、この世界がどうなっていってしまうのか気になるように、ストーリーの続き気になるのかもしれません。
若い人がお互い影響し合いながら葛藤して少しずつ変わって行くのはいいなぁと思いました。