考えるシート

  • 講談社
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本棚登録 : 271
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062128964

作品紹介・あらすじ

なかなか思うように就職ができない時、自分がカン違いされているとヘコんでいる時、この本を開いてください。自分の思いがピタッと言葉になる!相手に伝わる!シートです。
この本は読む本ではありません。手で書いて相手の気持ちをつかむ本です!!

「急におわびの手紙を書かなきゃいけなくなった」とか、「自分でも何を言いたいかわからない」とか、コミュニケーションに困ったとき、この本をめくってください。シーンに応じた「考えるシート」があります。マニュアルでない、あなた自身の気持ちを引き出せるところがミソ。あなたには人とつながる力がある!――<本文より>

感想・レビュー・書評

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  • ①会議の件、だっちゃんへ
    ②インタビューの件、メンター会へ
    ③活用してみる

  • 【配置場所】工大特集コーナー【資料ID】91051249【請求記号】361.454||Y

  • 361.454-ヤマ 200046688

  • 考える道具、それは「?=問い」という形をしている。
    問いかけることで自分の気持ちを引き出したり、整理したり、手で書いて自分の気持ちを伝える方法、相手の気持ちをつかむ方法。

    先日読んだ本の中で紹介されていたので読んでみました。以前著者の本を読んで(http://booklog.jp/edit/1/4480422803)、文を書くということ=自分の言いたい事を相手にどう渡すか、について熱く語ってたのが印象的だった事もあり手にとってみる。

    こちらの本のほうが具体的にどう文章を作っていくか、必要なコンポーネントを示して答えを出すための問いかけがなされており、とっても実用的。
    就活生向け?ですかねー。あと受験の小論文とか。。。
    でも社会人でも活用応用できる点が沢山あります。

    この本の中で示されているのは文章の構造。勿論それにとらわれる必要は必ずしもないんだけれども、まず「書けない」なら、とにかく枠組みにしたがって書いてみる。やっていくうちに自分なりの表現ができるようになる、そういうことだと思います。「守・破・離」ですね。

    示されているテンプレートは3ステージ、11個。
    おわびをする、お願いをする、励ますといった、相手とつながるためのもの。
    自己紹介をする、自分の悩みをはっきりさせるといった、自分とつながるためのもの。
    志望理由書を書く、レポートを書く、みんなの前で話すといった、他者・外・社会とつながるためのもの。

    私が印象に残ったのは「自分を社会にデビューさせる企画書を作る」の中に出てきた「ないものをアウトプットする」という話。
    この冒頭に出てくるのが就活生の悩みで多いのが何がやりたいのか、と言われてもわからなくて書けないという話で、いやー、これ私もそう思ってたよ。。と思い出した。
    何度か人に頼まれて就職活動している人と話をしたことあるけれど、仕事って何かもよくイメージしてないだろうに御社でやりたい事、なんて問われても困っちゃうよね~なんて正直思ってたんだけど。。。

    いや、そういう「ないものをアウトプットする」みたいなことは別に志望動機を問われる若者だけじゃない。例えば、商品の企画だって、映画の製作だって、まだないものをアウトプットし続けないといけない。この世にまだない、人が経験していないものについて、人に説明して人を動かしている人は沢山いるんだ。

    !!あら、そういえばそうだわ(笑)
    まあ、私の仕事的には全く新しいものを何か作る系の仕事は少ないんだけれど、それにしてもよくわからない事をこうだ、と考えて説得して動かすみたいな事は結構やってたりする。
    そっかー、そういえばそうだわねえ。。。

    これについての「考えるシート」は4つの要素で書け、とありました。
    1私は仕事をめぐるいまの社会をこう見ている(現代社会認識)
    2この会社と仕事をこう理解しています(相手理解)
    3今まで生きてきた私はこのような経験、想い、長所を持っている(自己理解)
    4この3つから考えて私はこんな風にしたい(意志)

    志望動機なのでこんな形になってるけれど、そういえば私が書くものも結局のところこういう4つだわ。1や2は市場動向や競合だったり、3が商品だったり自社の状況だったりするけれど、結局この構成だねえ。。。

    ちゃんと意識した事なかったけれど、こういうテンプレートやスタイルをいくつ持ってるか、触れた事があるかないか、そしてどれだけ実際に手を動かして書いたかどうか、そういうことで力ってついていくものなのかなーと思いました。

    何か迷っていて書けなくって困ったら開くとヒントが見つかるかも?という本です。

  • 考えて、書き込むべきシートのテンプレートがたくさん。独特の体裁でした。内容的には、気持ちや意見を伝えるためのガイダンス。この流れに乗れば、コミュニケートできるかもという気持ちがほのぼのとわいてきます。きっと仕事の場でも使えるなぁ

  • エントリーシートを書くのに苦戦している就活生にぜひ!!
    「志望理由が書けるシート」「へこんでいる人への励ましを考えるシート」等様々な場面に応じたシートが満載。
    考えるのが苦手、書くのが苦手という人もこのワークシートの流れに沿って進めていけば、自然とまとまった文章が書ける!

    【長崎大学】ペンネーム:ミャンマー女子

  • ・お詫びをする
    ・お願いする
    ・ありがとうの気持ちを伝える
    ・へこんでいる人を励ます
    ・自己紹介する
    ・自分を社会にデビューさせる企画書を作る
    ・自分の悩みをはっきりさせる
    ・志望理由を書く
    ・レポートを書く
    ・小論文を書く
    ・会議を自分で仕切る
    ・みんなの前で話す
    と言うスチュエーションに沿ったテンプレートを公開している。
    読んでいて、自分が経験した、謝られているのにいらいらした
    理由がこのテンプレートを見ると納得することができた。

    きっと対象とする読者は、ハタチ前後だとおもうが、
    子供を持つ親として、社会人として有効な形だと思う。

  • 講演を聞くまでは、男性だと思っていたズーニーさん。
    実は、女性でした☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

    図書館で借りたけど、購入しよう。
    そして、実際に書き込んだり、人にインタビューしたりしたい。

    とりあえず、今日は、現在の悩みを書きなぐりました。

    悩みは、自分の欠点からきて、それを克服することで解消するのではなく、未来に向けてのビジョンを描き、その道筋をつけることで解決していくという、問題解決型思考を実際に書くことで、身につけていくことができると思います。

  • 自己紹介,志望動機などを考えるときのヒントがつまっています。
    講談社プラスアルファ文庫から文庫版も出ています。

  • ◆目次
    ステージA 相手とつながる
    1「おわび」をする
    2「お願い」をする
    3「ありがとう」の気持ちを伝える
    4 へこんでいる人を「励ます」
    ステージB 自分とつながる
    5 自己紹介をする
    6 自分を社会にデビューさせる企画書をつくる
    7 自分の「悩み」をはっきりさせる
    ステージC 他者・外・社会とつながる
    8 志望理由書を書く
    9 レポートを書く
    10 小論文を書く
    11 会議を自分でしきる
    12 みんなの前で話す

    ◆本の教訓
    つながるコミュニケーションには、自分が言いたいことだけ言い散らすのではなく、
    「相手が関心ある問い」が、「相手が納得いく順番」で並んでいる、ということ。

    へこんでいる人を励ますときつながらないポイント 
    ?一段高いところから相手を見ている
    ?相手の非を指摘する
    ?エライ人の引用
    ?相手に「変われ」と押し付ける

    つながるポイント
    ?自分ならどう変われるか ⇒ 相手の抱えている問題を、自分ならどう乗り越えるか?
    ?経験に基づいて話す
    ?「問い」を共有する
    ?自分の足元を見てみる
    ?相手理解を伝える

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著者プロフィール

全国各地で、表現教室のワークショップ、大学講義、講演などを通じ、表現力・考える力・コミュニケーション力の育成に幅広く活躍中。『伝わる・揺さぶる!文章を書く』『おとなの小論文教室。』他著書多数。

「2018年 『理解という名の愛がほしい。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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