- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062130295
作品紹介・あらすじ
死が迫る彼との契約結婚。信じたい。あたし、お金で買われたんじゃないよね。報酬は400万円-。「たった4ヵ月の結婚」は、真実の愛になりえるか?生のギリギリのリミットに向かって変容する愛を描いた長編ラブ・ミステリー。
感想・レビュー・書評
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余命4か月の男性が、高額な借金を抱える昔の彼女に「400万あげるから結婚してほしい」と頼むところから物語が始まります。
導入部はよかったのですが、途中の女性が借金していたサラ金会社で強盗事件が起こるところからが雑然としていて、残念。
強盗事件なしでもよかったのではないかと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
買い物依存症のため、借金でどうしようもなくなった直子に、ミュージシャンだった元彼から「借金を返してあげるから、4ヶ月だけ結婚してくれ」とたのまれる。彼は余命4ヶ月だというのだ。直子は考えた末、承諾し、借金を返済することができた。もう退院はできない彼のもとに毎日お見舞いに行くことが彼女にかせられた条件だった。その頃、あるサラ金業者で強盗事件が起こり、直子に思いを寄せていた雑誌記者がその担当となった。雑誌記者は事件と直子の旦那が関わっているのでは・・と疑問に思う。はたして、4ヶ月の結婚の意味は?強盗事件の犯人は・・・??・・・・・・という、お話です。あらすじで書くと面白そうなのですが、なんとなく雑然とした感じがしました。雑誌記者目線の、事件を追う部分には登場人物が必要以上に多くてごちゃごちゃして、「誰が犯人だろう?」と勘ぐる気持ちが途中でうせました。でも、病室の彼が直子に対する想いがどんどん明らかになる部分はちょっとせつなかったかな〜。