死因究明: 葬られた真実

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  • 講談社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062130950

感想・レビュー・書評

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  • 2005年の作品。この作品が検視体制の不備に警鐘を鳴らした直後にパロマ製湯沸かし器事件や時津風部屋事件が起きた。昨今、地方レベルで死因究明等推進協議会なるものがスタートしたが、骨抜き状態になっているともいう。いつになったら、欧米諸国並の検視率になるのか。いま一度、考えさせられる1冊でした。

  • 本当にこんなズサンな仕事がまかり通っていたら、恐ろしくて死ねないなと思った。遺族が苦しめられる理由がよく分かりません

  • 法医学のレポートを書くために買った本。実際の遺族の話が何件か挙げられており、警察などのずさんな捜査や、遺族に対して精神的に追い打ちをかけるような扱いには憤りを感じるものばかりだった。後半は、日本の死因究明システムの問題点を実際の法医のインタビューなどを元に論じてあって、非常に読みやすく勉強になる本だった。法医学にあまり興味がない方にもおすすめできる本だと思う。

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著者プロフィール

1963年、京都市生まれ。ノンフィクション作家。主な著書に、『自動車保険の落とし穴』(朝日新書)、『家族のもとへ、あなたを帰す 東日本大震災犠牲者約1万9000名、歯科医師たちの身元究明』(WAVE出版)、『開成をつくった男、佐野鼎』(講談社)などがある。また、児童向けノンフィクションに、『柴犬マイちゃんへの手紙』、『泥だらけのカルテ』(ともに講談社)がある。なお、『示談交渉人裏ファイル』(共著、角川文庫)はTBS系でドラマシリーズ化、『巻子の言霊 愛と命を紡いだ、ある夫婦の物語』(講談社)はNHKでドラマ化された。ウェブ記事「交通事故で息子が寝たきりに――介護を続ける親の苦悩と、『親なき後』への不安」で「PEPジャーナリズム大賞」2022特別賞受賞。
公式HP https://www.mika-y.com/

「2022年 『コレラを防いだ男 関寛斎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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