ながいよるのおつきさま (講談社の翻訳絵本)

  • 講談社
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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062131193

感想・レビュー・書評

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  • ネイティブアメリカンの人々が毎月の満月に名前をつけていたという伝統をもとに描かれた絵本。あらしのおつきさま、ゆきのおつきさま、よつゆのおつきさま、めぶきのおつきさま、つぼみのおつきさま、いちごのおつきさま、かみなりのおつきさま、みのりのおつきさま、あらいぐまのおつきさま、どんぐりのおつきさま、しもばしらのおつきさま、ながいよるのおつきさま。木炭を使って描かれた絵のおぼろな感じが素晴らしい。毎月のお月様に名前を付けるというのはなんだろう。太陽よりも夜のお月様に凄く親しみがあったんだろう。

  • 1年12ヶ月、それぞれの月に満月の夜がある。昔々の人々は、お月様に名前をつけた。
    気に入ったのは、
    「6月のいちごのお月様」。実りの季節にピンク色に優しく輝く。
    「10月のどんぐりのお月様」。一年で一番大きな月は、力強い黄色に輝く。

    幻想的で怖いくらい美しい絵。
    昔の、知らない遠い国の話とも思えるし、でも我々が見る月と同じなんだなぁ。
    雪、嵐、実りの季節、渡り鳥…四季のある一年だから、月も様々な顔を見せてくれる。
    空を見上げてみよう。

    (参考・画家あとがきより)
    一年を通してそれぞれの満月に名前をつけるアメリカ原住民の伝統に敬意を表して書かれたライラントの作品。
    画家のマーク・シーゲルは、この話を絵とするには至難のわざで、ようやく偶然に木炭で描くという方法が浮かんだとのこと。

    • なおなおさん
      たださん、こんばんは。☽ ⋆゜
      あの猫話以来になってしまい、すみません。
      この本はブクログで知ったのだったかな…前から読みたいと思っておりま...
      たださん、こんばんは。☽ ⋆゜
      あの猫話以来になってしまい、すみません。
      この本はブクログで知ったのだったかな…前から読みたいと思っておりました。
      この表紙からして眩しいくらいの光放つ月ですよね。ぜひぜひ〜!
      2023/11/29
    • アールグレイさん
      なおなおさん!こんにちは
      満月、好きです!
      八月は満月が二回あり、二回目はスーパーブルームーンでした。その頃丁度“この夏の星を見る”を読んで...
      なおなおさん!こんにちは
      満月、好きです!
      八月は満月が二回あり、二回目はスーパーブルームーンでした。その頃丁度“この夏の星を見る”を読んでいて天文学に少し惹かれました。
      一昨日11月の満月は、ビーバームーンという名でした。
      ご存知だったかな?
      昔の方がつけた月の名も興味がありますね!
      (*⌒▽⌒*)
      2023/11/30
    • なおなおさん
      アールグレイさん、こんばんは。
      天文学は全く分からず、ビーバームーンとか月の名前も知りません^^;
      「月」をテーマに、絵本をブクログ本棚に集...
      アールグレイさん、こんばんは。
      天文学は全く分からず、ビーバームーンとか月の名前も知りません^^;
      「月」をテーマに、絵本をブクログ本棚に集めてみようかな…いくつか読んでそれぞれ楽しんでいるので。
      2023/11/30
  • 〝むかし、むかし、人々は空に浮かぶ<お月さま>に名前をつけた..1年12カ月..其々の月に、其々の満月..一つ一つの満月に、名前をつけた〟・・・夜空のさまざまな表情を、ネイティブ・アメリカンの間で語り継がれてきた “それぞれの満月につけた12の美しい名前” を詠った、幻想的で煌びやかな絵本。

  • 美しい絵本。3歳にはちょっと難しかったかな。

  • 12か月、それぞれの満月に名前があり、区別されている…それだけでも自然への感受性に驚嘆してしまうのに、ページをめくる度に現れる満月の詩と絵の美しさといったら。12月、ながいよるのおつきさま、「このおつきさまはおまえのともだち」という最終頁には、読み聞かせをしてもらっている子どものようにうれしくなってしまいました。

  • 一年十二ヶ月の満月に、それぞれ名前が付いていて、それを紹介していく美しい絵本。
    英語名は筆記体なのでやや読みにくいのが難点。
    考えてみれば、満月は一年に十二回か、多くても十三回しか観られない。
    そんなことに今更ながら気づかされた。
    幻想的な夜の色調が素晴らしく、大パノラマを見るようだ。
    文章も情緒的なので高学年以上向き。
    表紙の裏側、最後の一枚までも丁寧に見せてあげたくなる。
    「このおつきさまは おまえのともだち」で終わるのも、なんとも叙情的だ。
    空や太陽はみんなのものだけど、月は自分のものという感じがする。
    アメリカ原住民は、ロマンチックで哲学的だなぁ。

  • 12ヶ月、12個の満月の詩。
    1ページ、1ページが、とても美しい。
    季節で変わっていく景色と月。
    銀のハイライトに光る月光。
    ひと月ごとの月の名前と詩も素敵。

  • 12か月の満月のお月さまに
    それぞれ名前が付けられています。

    どれも、なるほどの素敵な名前。

    どんな名前かは。。。内緒だよーん。

    美しい月の夜に読みたい、素敵な絵本。

  • 絵が最高。文はとても詩的。あとがきによるとアクリル絵の具や油絵では及ばず、木炭で描く事で“ベルベットのような神秘的な光”を再現したそう。何度でも読み返したい

  • 絵は木炭で描かれています。月の光がとっても素敵!夜空を見上げている気分になります。月明かりに照らされる12カ月の景色にも引き込まれます。

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著者プロフィール

1954年、アメリカのヴァージニア州に生まれる。
大学卒業後、図書館員などを経て本書を発表し、コールデコット賞オナーを受賞する。絵本、詩、幼年童話、小説などで、幅広く活躍。『メイおばちゃんの庭』(あかね書房)で1992年ボストングローブ・ホーンブック賞、93年ニューベリー賞を受賞。ほかに『ヴァン・ゴッホ・カフェ』〈小石通りのいとこたち〉シリーズ(以上、偕成社)『名前をつけるおばあさん』『ゆき』(以上、新樹社)などがある。

「2012年 『わたしが山おくにすんでいたころ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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