直伝 藤巻流「私の個人資産」運用法

著者 :
  • 講談社
3.29
  • (3)
  • (9)
  • (36)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 101
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062131902

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 国のポートフォリオはインフレ期待型。借金も多額。いずれインフレがくることを考えている筆者の資産ポートフォリオ設定の考え方を整理した本。

  • サブプライム甘く見てたり、円高円安の読みが全く逆だったり、外しっぷりが見物。インフレによる累積債務(国債)の返済については感覚的に頷ける。

  • 執筆時点の予想が後におお外れしたエコノミストの本は、古本屋さんでただみたいな値段で売られています。

    「円安がくる」

    の予想を根拠を知るために読んでみました。

    インフレには「物価インフレ」と「資産インフレ」があって、バブル期は小売物価が変わらず、不動産をはじめとする資産のインフレが狂乱状態にまでなったものだ、との見解を初めて知り、納得。

    すると、現在のデフレは日常生活品のデフレに目がいき、ユニクロだ吉野屋だと安売激安がいけないみたいな分析だけだとまだ浅そう。

    資産のデフレはほんとにすごく進みました。
    ただ、本当の意味で資産のデフレだったのかはまだ検討の余地ありかも。

    最近の新築マンションを見に行くと、建具がぺらぺらだったり、どう考えても非熟練者が作業できるような資材ばっかりで作られてるところが目につきます。
    何がデフレ、って人間がデフレだったのかなぁ。

  • バブル期に東京市場で「伝説のトレーダー」と呼ばれた元米銀東京支店長の藤巻健史氏による資産運用指南本。
    米国の双子の赤字よりも遥かに危機状態の今日の日本の財政赤字。
    これを解消するために政府はインフレ政策をとるしかなく(インフレになれば相対的に国の借金は目減りする)、
    資産インフレ(バブル)が起こるので、金利の低い今のうちに長期の固定金利で借金をして、土地や株を買いまくれ、との論。
    上梓したのは1年位前のようだが、すでにこの1年を振り返ってみると、外れている予想もチラホラ。
    いくら頭の悪い官僚でも再びバブル政策は採らないと思うのですがどうでしょうか。
    「バブルの時の美味しかった夢をもう1度お願い」的な筆者の切ない希望が行間からみえる。

  • すぐに古くなってしまうのが難点
    でも価値の上昇する資産をもつ意味はわかる

  • 伝説のトレーダーと呼ばれた男が、金利・
    為替・株・不動産等のマーケット全体の将来を予測する。

  • モルガン銀行時代にNO1ファンドマネジャーだった著者がこれから来るであろうインフレ対応型の運用術について書いたもの。ライブドアショックが経済の基礎に基づく正攻法な投資スタンスが改めて人気となっている。株以外の金融商品全般に及ぶ

  • 近い将来のインフレを予言。インフレ時代にはどう資産を作れば・守ればよいのかを説く。

  • インフレが来ることを予測し、資産を株や不動産に、借金してでもするべしという主張。元モルガン銀行東京支店長の伝説のトレーダーは、頑固者なのだそうだ。先日の英語でしゃべらナイトも、見ていて楽しかった。

  • 2003~4年の全国的な株の上昇率
    『1ドル200円で日本経済の夜は明ける』
    ドルが経常赤字なのは基軸通貨であるために世界に供給しなければならないから。世界が5%の成長を続けるならドルは5%分供給されなければならない。
    住宅地価

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1950年、東京生まれ。一橋大学商学部を卒業後、三井信託銀行に入行。80年、行費留学にてMBAを取得(米ノースウエスタン大学大学院・ケロッグスクール)。帰国後、三井信託銀行ロンドン支店勤務を経て、85年、米モルガン銀行(現・JPモルガン・チェース銀行)に入行。東京屈指のディーラーとしての実績を買われ、当時としては東京市場唯一の外銀日本人支店長兼在日代表に抜擢される。同行会長からは「伝説のディーラー」と称された。
2000年、モルガン銀行を退行後、世界的投資家ジョージ・ソロス氏のアドバイザーなどを務めた。1999年より2012年まで一橋大学経済学部で、02年より09年まで早稲田大学大学院商学研究科で非常勤講師を務める。13年から19年までは参議院議員を務めた。2020年に旭日中綬章を受章。日本金融学会所属。現在、㈱フジマキ・ジャパン代表取締役。東洋学園大学理事。

「2022年 『超インフレ時代の「お金の守り方」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤巻健史の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×