- Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062132664
作品紹介・あらすじ
本書は、たったひとりの読者・スターリンのためにまとめられた。宿敵ヒトラーの自決を疑うソ連の独裁者は、「神話作戦」の名のもと、ふたりの総統側近を厳しく尋問させる。偽証は生命を危うくする状況下で告白されたヒトラーの日常生活、食習慣、気質、病歴から政策、戦争指導、地下濠での最期の日々、死の瞬間まで、すべてが第一級の記録である。読後、スターリンが封印した"禁断の書"がドイツ若手研究者の手で、55年ぶりに発見されたとき、世界は震撼した。欧米ベストセラーを緊急翻訳。未公開写真32ページ、関連人物400名のリスト付き。
感想・レビュー・書評
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ふむ
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「DAS BUCH HITLER:Geheimdossier des NKWD f¨ur Josef W.Stalin, zusammengestellt aufgrund der Verh¨orprotokolle des Pers¨onlichen Adjutanten Hitlers, Otto G¨unsche, und des Kammerdieners Heinz Linge, Moskau 1948/49」の翻訳( 2006/01/26発行)。
ソ連崩壊後、発掘されたNKVDにより製作されスターリンのみに報告された「アドルフ・ヒトラーの調査報告書」。
近代西洋史、もしくはドイツ史に興味のある方であれば、一度は読むことをお勧めする超一級品の素晴らしい書籍。 本書の編集を行ったドイツの現代史研究所員マティアス・ウールによる長文の「あとがき」や、大量の注釈、人物名鑑など、本文以外にも興味深いモノが掲載されており、特に巻末の人物名鑑については大変貴重なモノです。
只、本書は近代ドイツ史の知識がかなり要求さる書籍となっています。 一応、かなりの数の注釈が付いて補足説明されていますが、当時のドイツ高官や関係者や、独ソ戦時のソ連国内の地名程度は把握していないと、厳し書籍だと感じました。 -
2012年6月23日
<DAS BUCH HITLER>
装丁/天野誠(magic beans) -
ソビエトの秘密警察が作成した詳細なヒトラー伝。余り知らなかったエピソードが満載で、興味深い。一方、モロトフ・リッベントロップ協定への言及が無いなど、政治的なバイアスも感じられた。書かれていることと並んで、書かれていないことが何かを考えるのが大事な気がする。
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スターリンのために書かれた本。
ドキュメントタッチで情景などはうまく描かれていない。
また、歴史的人物名や地名がスラスラーーっと出てくるので
我が闘争を熟読し、映画をかたっぱしから見て、そしてこの本を見よう。
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ヒトラーの姿もすごいけど、当時の欧州各国の政治の状況がよく分かる。外交という、やり取りの中で・・・。
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第2次世界対戦ものには正直弱い。
これも衝動買い。3000以上するが、その価値はあると思う。
これはスターリン宛の報告書という前提を忘れてはいけないが、実際の真実もかなり透けて見えるのではないだろうか。 -
かなり気色悪いです。
でも、どの書物よりリアルです。