究極の勝利 ULTIMATE CRUSH 最強の組織とリーダーシップ論

  • 講談社 (2006年2月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062132718

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

リーダーシップや組織の在り方について深く考察されたこの書籍は、著者のラグビーに対する情熱と真摯な姿勢が伝わってきます。元早稲田大学ラグビー蹴球部監督である著者が、ラグビー界の現状や他大学への苦言を通じ...

感想・レビュー・書評

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  • (2006/5/6)
    サブタイトル 最強の組織とリーダーシップ論

     元早稲田大学ラグビー蹴球部監督、現サントリーラグビー部監督、清宮克幸の著書である。早稲田を常勝チームにしたことで、本屋に清宮氏の本が平積みになってる。よいことだ。

     そしてこの本の内容。慶應ファンとしては慶應をほとんど無視した早稲田の強さはこ憎たらしいが、しかしいちラグビーファンとしては清宮氏のラグビーに対する真摯な考え方には頭が下がる。
     実にまっとうな考え方で、早稲田ラグビーに、そして日本ラグビーに対峙している。

     その代表的な文章が明治大学に対する苦言だろう。日本大学ラグビーの最高峰である早明戦での明治のふがいなさを嘆き、明治が強くならなければラグビーの将来は暗いといっている。明治の指導者に苦言を呈している。わが慶應のことはよく考え早稲田戦にあたっているとほめていただいたが。

     しかし、、読んでいて、そんな特別すごいことを言っているようには思えない。きわめてわかりやすい、理論的な指導をしているように思えるのだが、なぜそれが他の大学で話されていないのだろう。春口さんのことはほめていた。逆にいえば、早稲田には関東学院しか見えていないようだ。
     その意味でも関東大学ラグビーは早く一本化するといいんだけどな。
     わが慶應は先ほど述べたようにほめられてはいたが、松永ブログを読む限り、ラグビーに対する考え方は清宮さんのはるか下のような気がする。
     清宮、春口、上田、、、この3人くらいなのだろうか、よきラグビー指導者は。

     イラクで殉死した奥大使のことに多く触れている。ULTIMATE CRUSHという言葉が生まれたくだりなど、リアルである。この言葉は好きになれん。特に大敗した後は聞きたくもない。

     もう少し清宮さん、春口さんの本を追いかけてみようと思う。

  • 実は私はラグビーファン。
    体力に自信がないので、プレー自体は高校の体育の時間しか
    したことはないが、その高校が県下トップレベルのラグビー強豪校
    だったこともあり、すっかりラグビー好きになってしまった。

    大学時代は秩父宮ラグビー場にも足繁く通い、自分の大学でもないのに、
    早明戦まで見に行き、部屋にはワセダの旗まで飾っていた。
    (当然自分の母校のと一緒に・・・)

    そんな中、12年大学日本一と縁のなかった早稲田大学ラグビー部を
    奇跡的に復活させた監督がいた。
    その人の本となれば、読まないわけにはいくまい。

    ちなみに早稲田大学蹴球(ラグビー)部は、その世界では名門中の名門だ。
    いくらしばらく日本一から遠ざかっていたとはいえ、
    わが母校青山学院が、練習試合を含めて勝ったという話は
    聞いたことがない。

    私の高校から、ワセダに行った選手は、何人かいるが、
    彼らは全国大会に行ったというレベルではなく、
    間違いなく、高校Japanにも選ばれており、学校としても、数年に一度の
    逸材クラスだ。

    しかし、それだけ優秀な人材の集まるチームでも、
    監督の目からすると、『弱い』と映ったようだ。

    そもそも彼自身、大学(勿論ワセダ)では2年のときから
    日本一を経験しており、4年のときは、キャプテンとして、
    社会人を破っている。選手としても超一流だったのだ。

    そんな人間の成功話が、何かの役に立つとは思えそうにないのだが、
    読んでみると、さすが。マネジメントの極意がつまりまくっていた。

    ここでそれらを述べていたら、夜が明けてしまうのだが、
    一番印象的だったのは、高い目標を共有すること、
    そしてそのために掲げるスローガンの重要性だった。

    彼が監督に就任した時点において、
    目標は、早明戦に勝つこと(対抗戦グループの優勝)ではなく、
    関東学院に勝つこと(大学日本一)だった。

    いくら優秀なメンバーが集まったからといって、
    それは簡単なことではない。
    少なくとも、それは過去12年間果たせなかったことなのだから。

    しかし、だからといって、簡単に諦めたりはしない。
    彼らにとって、『大学日本一』は≪使命≫であった。

    これって凄いと思う。
    人間、うまくいかないと、いわゆる『負け癖』がついてきて、
    『それなりの目標』しか見出せなくなる。
    でも、『それなりの目標』のもとには『それなりの結果』しかついて来ない。
    意気込みが違ってくるから。

    その目標のために、掲げたスローガンが、
    『ULTIMATE CRUSH-相手を完膚なきまでに叩き潰す-』というものだった。

    言葉のイメージからしても、
    そこには、妥協の入り込む余地はない。
    しかし、関係者の誰もが、魅惑的に思えてくる。

    そうなると、後は実行あるのみ。
    それなりの困難はあっても、スローガンが固まっていると、
    軸がぶれない。

    最終的に、彼らの目標は、『社会人トップリーグ撃破』となり、
    それは今年の年明けに果たされた…

    どうだろう。こうなると、これはもはやラグビーだけの
    話ではなくなってくる。

    それにしても、そのスローガンの直接の発案者が、
    OBであり、イラクで亡くなった外交官の奥克彦氏である
    というのには、複雑な思いを禁じえなかった。

  • 中盤は試合や内部の話ですこーし中弛みするものの、
    清宮さんの毅然としたリーダシップに感服。
    単純に熱くなれる一冊でした。
    自分も組織を率いる立場の人間としてあこがれる一方で、
    リーダからのメッセージを受け取る側のポテンシャルというか
    真摯な気持ちが僅かでもあるか否かにかかっているなぁ
    という印象をもちました。

  • 清宮監督の覇気を感じられる1冊。自分も指導者としてやっているが、まねできるかなと思う反面、清宮監督だからかなと思ってしまうことも。

    ただ、このようにいろんな事例、解決策がたくさんある本はとても価値が高い。

  • 【「荒ぶる」復活】の続編ともいえるこの本。 

    ULTIMATE CRUSH。
    この言葉とともに早大ラグビーが頂点に立った。

    そんな中でも様々な苦しみとともに戦っていることが読んでいて分かる。

    強制退部は特に印象的。企業ではリストラで縮小し、強化したことがうまくいったといわれているが、学生ではかなり難しい問題だったようだ。
    その気持ちは分かる。

    1人1人の選手のことを書いたり、写真を多く用いる筆者の選手への「思い」が「強さ」へと変えたんだと感じた。

  • 清宮ワセダ5年間の総決算。

  • 清宮克幸は、リーダーにとって必要な「ゆるがないもの」を持っている人物。その中で、こだわる部分と躊躇なく捨てる部分を明確に分けられるのがすばらしい。

  • 組織論として読み応えばっちし 06年4月

  • 今年の早稲田はどうなるのか...

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