ガール

著者 :
  • 講談社
3.60
  • (253)
  • (445)
  • (703)
  • (51)
  • (12)
本棚登録 : 2354
レビュー : 566
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062132893

作品紹介・あらすじ

30代。OL。文句ある?

さ、いっちょ真面目に働きますか。
キュートで強い、肚(はら)の据わったキャリアガールたちの働きっぷりをご覧あれ。

<こんなお心あたりのある方に、よく効きます。>
●職場でナメられてる、と感じた
●親に結婚を急かされた
●若い後輩の肌つやに見とれた
●仕事で思わずたんかをきった
●ひとめぼれをした
●子どもの寝顔を見て、頑張ろうと思った

きっとみんな焦ってるし、人生の半分はブルーだよ。既婚でも、独身でも、子供がいてもいなくても。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 以前、読書仲間から『マドンナ』を薦められて、
    いつか手に取ってみようと気になっていた奥田さん。

    先日に図書館で出会って、さらっと。
    全てで5編、働く女性たちの“物語”が集まっています。

    独身でも既婚でも、子供がいてもいなくても、、
    女性はいつまで“ガール(女子)”でいられるのか、、

    思わずエールを送りたくなる、そんな女性ばかり、
    なんて思いながら、強くて、そして可愛いな、とも。

    そして男ってのはいくつになっても、、なんて。

  • これはすごい!なぜ、こんなにも女子の気持ちがわかるのか。本当になぞなほどだった。なのに著者は男性!女子にはぜひ読んでほしい一冊。

  • 奥田さんは女性なのではないか、と思うほど女性の気持ちがよくかけていてびっくりした。

    妙齢の女性の仕事との向き合い方、これから自分もそうなるのかなぁと思ってちょっとしんみりした。
    でもどのお話も、最後には良い締めくくり方で終わっているので読後は爽やかな気持ちになった。

  • 登場人物よりも年上の私だけど、
    独身なので、かなり共感もてた。

    「きっとみんな焦ってるし、人生の半分はブルーだよ。
    既婚でも、独身でも、子供がいてもいなくても」
    このセリフ良かったな〜。

  • 映画の宣伝を見たとき、和製SEX AND THE CITYだと思ってて、作者の名前見たときは自分の目を疑いました。
    ていうか二度見しました。
    映画は見てないけど、本は全然おされじゃなくて、30女の悲喜こもごもでした。
    同じく30女の私からすると、これを男性作家に書かれたことがショックでしたよ。
    ただ、女性が書いたらもっとどろどろとかぐちゃぐちゃとかじっとりしそうなところが、男性が書いてるせいか大変さっぱりしていて、読後感はすっきりでした。

    こんなことが現実にあるかというと、まずないけれど、
    こんなことを思うかと言われたら、思うこともあるって感じだなぁ。

    伊良部先生には敵わないけど、面白かったです。

  • いろんな世代の働く女の子の物語。
    共感できない部分も多いけれど、ある意味男の見方だと思えば面白い。
    飽きさせない滑らかな文章は林真理子さんに通じるものを感じる。
    とにかく、一気に読んでしまったのは確か。

  • 映画化もされた奥田英朗の短編集。30代のOLがそれぞれ主人公なので同世代の女性には共感が持てる内容なのだと思う。その視点で文章をかける奥田英朗の腕に感心します。

  • 大学入る前からずっと気になっていた奥田英朗さん
    なんでもっと早く読まなかったのかと自分を戒めているレベル!
    気になったらすぐに手をだす、それから判断!って学んだつもりだったのにー

    って今更後悔してもなんにもならないので、次に活かすとして

    短篇集でとても面白かった!
    5人のキャリア「ガール」の話
    それぞれ立場も違うし、置かれている状況も違うんだけど、みんな「女」を面倒なときもあるけど、楽しんでいる^^
    とーっても前向きになれる作品でした
    私も「女」をもっと楽しまなければ損だなー、と思いました

    それぞれの短編がキラキラしていて眩しかったなー!
    22歳にしてガツンとやられた作品でした
    さあ、奥田英朗さんブームの到来です笑

  • 働く女性はかっこいい。いや、なにかに一生懸命になっている女性はかっこいい。そして、輝いている。でも、その輝きも彼女たちの目まぐるしい努力によって作り上げられている。理不尽な言葉を投げつけられ、理不尽な要求を突き付けられ、それでも前を向いて歩いていく。社会は男女平等とうたわれているけども、実際問題平等なんてありえないから、どこか不公平な部分もあって、そこが非常にめんどくさいと思う。けれど、この5つの短編に出てくる主人公たちは、そこの部分ときちんと折り合いをつけながらたくましく生きている。
    しかし、かっこいいなこのひとたち。自分にはなりえない姿がここにあって、ある意味それが理想で、でもこんなに立ち上がって生きていける気もしない。中途半端な自分に若干嫌気がさした。
    個人的には表題作の「ガール」より「マンション」がすき。どの話も、最後はすっきりと終わっているからさわやかな気分になれた。

    (256P)

  • 最高に小気味いい。
    痛快なガールズの物語。
    30代女性、それなりにキャリアもあるそれぞれの女性5人が社会と向き合う姿を描いた短編集なんだけれども、どの女性にも共感し、憧れ、元気がもらえた。
    「ヒロくん」の聖子の啖呵は働く女のもどかしさだし、「ガール」の由紀子の年齢に対する不安や不満は身にしみる。
    馬鹿にされたくはないし、譲りたくないし、でもいつまでも「可愛い」と言われる女性ではありたい。
    その微妙な女性特有の強さや弱さ、狡さがなんでこんなにわかるんだろう?

全566件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『家日和』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』『ヴァラエティ』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。

「2019年 『ヴァラエティ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ガールのその他の作品

ガール (講談社文庫) Kindle版 ガール (講談社文庫) 奥田英朗
ガール (講談社文庫) 文庫 ガール (講談社文庫) 奥田英朗

奥田英朗の作品

ガールに関連する談話室の質問

ガールを本棚に登録しているひと

ツイートする