ま・た・ね―がん終末期の患者さまがくれた贈りもの

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 11
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062133500

作品紹介・あらすじ

8年かけて、やっと書けたこと。決められた死に向かって生きる、ひたすら生きるその勇気。看護師として彼らを支え、そして彼らに育てられた若きナースの看取りの記録。

感想・レビュー・書評

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  • 26歳の若さで胃がんの末期になった患者の姿を中心に、その同年代の担当看護師が、他の患者や家庭への様々なケアの義務を果たしながらケアを果たしたホスピスでの行動ノートより。私ともほぼ同世代の彼女たち、とくに患者さんの彼女の姿は諦念というか達観というか、すがすがしすぎるというか、それ以上に悔しさを感じてしまう気も。ただ大量死の世代となる私たちが、今後迎える逆ピラミッドの中、これだけ手厚く満足な最期を迎えられるかといえば…現実問題として無理だろうな。これから生きていく人を、殺してしまいそうな負担だもの。

  • 日野原重明医師が理事を務めていた日本初の独立型ホスピスでの看護師と一人の患者さんとの日々を書いた本。
    年が似ていた看護師さんと、患者さんは、友達と言えるほど、関係性が深くなっていく。
    医療者と患者の関係を考えると、その行動は、「え?」と思うものなのだが、その中で看護師さんは、多くのことを学び、死について、生について考えていく。患者さんが、最後まで自分らしく生きていかれたのは、この病院だからであり、この看護師さんがプライマリだったせいだろうなと感じる。
    ホスピスの看護師さんが、どんなことを思いながら、ホスピスで働いているのだろうか?と思ったのがキッカケでこの本を手にとったが、舞台が日野原重明医師の関わった場所だったので、余計に読みたいと思い、読んでみた。
    重い題材ながら、スラスラと読めるのは、死についての見解が前向きだからだろうか。
    ホスピスて働く人々みんなが、こんな風だとは思わないが、最後までその人らしい生き方ができる場所であり続けて欲しい。
    ちなみに、ラストは、泣きました。涙もろすぎです、私。

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