紙魚家崩壊 九つの謎

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 270
感想 : 70
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062133661

感想・レビュー・書評

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  • #表題作は、完全な蔵書を求めて結婚した収書狂の顛末。事件の枕にあたるミロのビーナスの話は、まるでその外された腕が助手の恋する両手になったようにも読め、うっすらとエロチック。

    #「劣るものを捨て」とあるが、かぶった本の片方を処分できるものだろうか。同じPFC版だけど、帯も付いてるけど、でもでもその『ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事』は、私が読んだ『ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事』じゃない……って暴れないのかしら。つまり読んでない本なのか。読まないならブクログ上で「収集」すれば、紙魚家も崩壊しなかったのに。

    (2009/03/24)

  • 短編集。
    書いた時期もテーマもマチマチなので、イマイチ入り込めない感じでした。
    昔からの本格ミステリのファンが楽しめるのかな、と。

  • 副題が「九つの謎」だったのでミステリーかなと期待して読んだのでその意味でちょっとがっかり感。
    ジャンルはバラバラなのである意味読みごたえはある作品だとは思いますが。面白いと感じるほどのものはなかったなぁ。

  • (収録作品)溶けていく/紙魚家崩壊/死と密室/白い朝/サイコロ、コロコロ/おにぎり、ぎりぎり/蝶/俺の席/新釈おとぎばなし 

  • 語り口に癖があるから万人向けではないけど、お伽噺好きな自分には、最後の「新釈おとぎばなし」とか興味深かった。字面だけ追っていたら、見逃している真実ってあるのかもしれないなあ。1冊の短編集として考えると、統一感が無く少しバラバラな感じがして、そこが残念なところ

  • 怖い話、奇妙な話、青春のひとコマと、色々な種類の話が詰まっています。読みやすいのに、いつまでも何かがひっかかっているような、読後感でした。

  • 『狂気にとらわれていくOLを描いた「溶けていく」、日常の謎を描く「おにぎり、ぎりぎり」、『メフィスト』連載の「新釈おとぎばなし」など、優美なたくらみにみちた「9つの謎」を収録したミステリ短編集。』

  • 短編集。中身のジャンルはバラバラ。
    自分にはイマイチ合いませんでした。

  • 9編の短編集。図書館で見つけて借りる。うーん、思ったよりいまいち。というか、意味の分からない作品が何篇か。「サイコロ、コロコロ」と「おにぎり、ぎりぎり」はらしくて面白かった。最後の「新釈おとぎばなし」も面白かった。太宰治のおとぎばなしを読んだときの衝撃を思い出した。

  • 優美な謎解きに満ちた9つの短編集。
    大好きな北村薫作品。

    色々なジャンルに分類されるであろうお話たち、
    例えばホラーであったり、プチ本格であったり、
    面白い御伽噺の新解釈であったり。
    でも、その中で私の一番のお気に入りは著者の代名詞ともなっている、
    いわゆる「日常のミステリー」をテーマとした「白い朝」です。

    どんなに寒い朝でも絶対に霜がはらない家の車のバックミラーの謎。
    とても短いページ数の中にほほえましいラストが待っていました。
    青春の甘酸っぱいときめきが。

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著者プロフィール

1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。大学時代はミステリ・クラブに所属。母校埼玉県立春日部高校で国語を教えるかたわら、89年、「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の蝉』で日本推理作家協会賞を受賞。著作に『ニッポン硬貨の謎』(本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)『鷺と雪』(直木三十五賞受賞)などがある。読書家として知られ、評論やエッセイ、アンソロジーなど幅広い分野で活躍を続けている。2016年日本ミステリー文学大賞受賞。

「2021年 『盤上の敵 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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