- Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062133883
感想・レビュー・書評
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優しさあふれる 由比三四郎。
確か、この続編を先に読んだ気がするのだが、、、、
仇討ちを捜して、江戸に来た主人公 三四郎。
貧乏浪人で、寺子屋の師範や道場破りで、毎日を過ごしている。
8話からなるのだが、、、、
おさとの借金を肩代りした三四郎は、自分の首に懸賞金50両が、付けられる。
どうにも、人が良すぎるのだろうか?と、思われるのだが、賞金を懸けた人買いの男も妙に憎めない所がある。
三四郎の隣に越してきた若者 巳之助の宏大なる夢の鳥になりたい!の思いも凄く、この時代、ダ・ヴィンチの話迄登場するところも、楽しく読める。
「奇妙な夫婦」は、夫の仇の者と同棲している美代に、子が授かったにも関わらず、男谷が、自ら、美代と自分をあの世へ、、、幸せは、幸せに非ずと、、、快延は言っているのだが、、、やはり悲しい結末ではないだろうか?
「黒い顔」のおはなの家族も、とても悲しい結末である。
「ダ・ビンチの手紙」で、三四郎が、菊乃ヘ20両もの大金を騙されるのなら、おはなヘの家族を助けてやって欲しかった。
三四郎は、最後、快延が、自分の仇だと知って2人は、立ち向かうのだが、、、、「相抜けなり」と、して、新たに、新しい友として師として、付き合う事になり、何故か、ホットしてしまった。
本の最後、巳之助と三四郎が、風に乗り大空へ飛んだ!
自由に空を飛べる鳥になった!
表紙の青空の意味が分かった!!! -
・・・ふぁんたじー?
読みやすくてサクサク読めるのですが、やはり人が死んでしまう。
結局は主人公も?と思わざるを得ない。 -
表紙惚れして買った時代小説。
結末を読んだとき、表紙の写真が鮮やかに脳内で再生された。
同時に“雲を斬る”ってそういうことかー、とも。
ただ、悪くはない…のだけれども、良いかといわれると悩むところ。
全体を通して戦闘があろうと悲劇的な場面があろうと、どうにもぼやーっとしたというか、ぱっとしない感じがぬぐえなくて、なんとも物足りない。
主人公の優しすぎる性格のせいなのか? -
時代小説読むのも珍しい私。
何が苦手って、その時の生活が想像しきれないのと、言葉が難しい。
実際これも漢字が若干難しかったけれど、面白くて読めたから、時代小説も面白いかもしれない。そう思えました。 -
池永氏が時代小説!?ダ・ヴィンチの話まで出てきてタイムリー。
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