女ともだち

著者 :
  • 講談社
3.18
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本棚登録 : 259
感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062134057

感想・レビュー・書評

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  • もうすっかりこの人の書く本にハマってしまってます。

    ただ、ドロドロしててグロい内容だけでなく、ミステリーとしても、止まらないおもしろさでした。

    映像としてグロいのは全くダメですが、本だと好き。



    そして、‘子供時代’に、愛されずに育つということ。
    子供にはなにも悪いことがないのに、悲しすぎる。

  • 女ともだちというタイトルなのに、なかなかともだち関係が見えてこない。終盤でなるほどそういうことかと。相変わらず極端な人物像であるけれども、こういう部分は多くの女性にあるなと思う。

  • 同じマンションでほぼ同時期に見つかった2つの死体。被害者はともに独身のキャリアウーマンだった。女同士の親密で濃厚な関係の底に沈殿しているのは闇のように黒い何か…。女性の暗部を克明に描くミステリー。

    女性の暗部はよく描けていると思うけれど、描写が細かすぎて疲れた。オチを読んで、もう一度最初から読まなくては…と思ったが、その気力が起きなかった。
    (D)

  • 女性同士の恋愛とか
    女友達同士が恋愛とか上司のセクハラとかに
    立ち向かいつつも友情を深めていく物語だと思ったら
    大間違い。

    ドロドロとした人間関係で
    何度も事件の主要人物、こいつかと思ったら
    裏切られ…

    ある意味、読み甲斐があった本。

  • 「更年期少女」に続いて読んでみた真梨作品。
    女特有のドロドロ感にグロな感じが合わさってひく一歩手前の面白さ。
    表紙と題名から女性同士の恋愛的なものを想像していただけに、予想を大きく裏切られました。
    新年初の読了がコレか…

  • 相変わらず謎解きよりも、登場人物のドロドロ人生の方に注目してしまう。
    万人にお勧めできないけど、期待せず読んだら意外と当たりという印象を与える作家のように思える。
    このドロドロは癖になる。

  • 実際に起きた事件をこれでもかというほど詰め込んだミステリー。
    怖い話が最後まで続く、特にネットの匿名性の怖さ、謎解きの面白さはあるけど救いがない。女ともだちという題名は微妙。

  • 気怠い壮快感が味わえる推理サスペンス

  • 2010.06.04

  • 「悪意」の物語、というところかな。だけどこの「負の感情」、コンプレックスだとか嫉妬だとか競争心って、そんなに特別なものでもないんだよなあ。誰もがたぶん多少なりとは感じているはずなのだけれど、問題はその処理の仕方ということなのか。それを間違ってしまうと……どの部分をとっても、非常に「怖い」お話。
    結局誰が発端だったのか誰が原因だったのか、誰が一番悪かったのか、そんなものはないんだろうね。誰もが被害者であり加害者である、そんな気がする。恐ろしいと同時に哀しくも感じてしまった一作。
    ところでスナフキンの出生の秘密……うわー、これは知らなかったぞ。意外。

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著者プロフィール

1964年宮崎県生まれ。1987年多摩芸術学園映画科卒業。2005年『孤中症』で第32回メフィスト賞を受賞し、デビュー。2011年に文庫化された『殺人鬼フジコの衝動』がベストセラーとなり、”イヤミス”の急先鋒として話題に。2015年『人生相談。』が山本周五郎賞の候補となる。そのほかの著書に、『5人のジュンコ』『私が失敗した理由は』『カウントダウン』『一九六一東京ハウス』『シェア』など多数。

「2023年 『まりも日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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