カーライルの家

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 28
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062134194

作品紹介・あらすじ

自由に時空を超えて生き生きとする言葉、熟成を重ねた文学と人生のもっとも深い味わいの待望の書。

感想・レビュー・書評

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  •  50年前に書かれた、『アメリカ感情旅行』が物凄く面白かったので、どんなものか、と他のも読んでみました。短編が2つですが、どちらも私には難しかったです。紀行文とは、随分と違うものだな、と思いました。

  • 小林秀雄や志賀直哉との出来事を書いた『危うい記憶』と八十歳の祝いで受け取ったチケットでカーライルの家を見にロンドンへ行った『カーライルの家』の2編を収録。

    『危うい記憶』は話が戦前から戦後、戦中と思いつくままに自由に筆が走っているのですが違和感が無い文章が凄かった。小林秀雄や志賀直哉の人となりがじんわりとにじみ出るような文章で奥が深かった。
    『カーライルの家』も漱石の話と自分の状況が交互に出てくるのにやはり話の進み方がとてもスムーズ。
    上手いなぁ、と思った。

  • 祖父江慎とコズフィッシュの装丁に買わされ、
    ずっと積読だった一冊。

    電車で東京に出る際、重いと思いながらも持っていったら一気に読了。
    年寄りの昔話は面白い!と言っては失礼だが、教科書に載ってる小林秀雄や志賀直哉が、まるでおじいちゃんの友達みたいな気がしてくるくらい、親近感のわく文章なのだ。
    思いつくままに話が逸れてみたりするのも、人間くさくて、いかにも随筆らしい風情で好い。

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著者プロフィール

安岡章太郎

一九二〇(大正九)年、高知市生まれ。慶應義塾大学在学中に入営、結核を患う。五三年「陰気な愉しみ」「悪い仲間」で芥川賞受賞。吉行淳之介、遠藤周作らとともに「第三の新人」と目された。六〇年『海辺の光景』で芸術選奨文部大臣賞・野間文芸賞、八二年『流離譚』で日本文学大賞、九一年「伯父の墓地」で川端康成文学賞を受賞。二〇一三(平成二十五)年没。

「2020年 『利根川・隅田川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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