カーライルの家

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 25
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062134194

作品紹介・あらすじ

自由に時空を超えて生き生きとする言葉、熟成を重ねた文学と人生のもっとも深い味わいの待望の書。

感想・レビュー・書評

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  •  50年前に書かれた、『アメリカ感情旅行』が物凄く面白かったので、どんなものか、と他のも読んでみました。短編が2つですが、どちらも私には難しかったです。紀行文とは、随分と違うものだな、と思いました。

  • 小林秀雄や志賀直哉との出来事を書いた『危うい記憶』と八十歳の祝いで受け取ったチケットでカーライルの家を見にロンドンへ行った『カーライルの家』の2編を収録。

    『危うい記憶』は話が戦前から戦後、戦中と思いつくままに自由に筆が走っているのですが違和感が無い文章が凄かった。小林秀雄や志賀直哉の人となりがじんわりとにじみ出るような文章で奥が深かった。
    『カーライルの家』も漱石の話と自分の状況が交互に出てくるのにやはり話の進み方がとてもスムーズ。
    上手いなぁ、と思った。

  • 祖父江慎とコズフィッシュの装丁に買わされ、
    ずっと積読だった一冊。

    電車で東京に出る際、重いと思いながらも持っていったら一気に読了。
    年寄りの昔話は面白い!と言っては失礼だが、教科書に載ってる小林秀雄や志賀直哉が、まるでおじいちゃんの友達みたいな気がしてくるくらい、親近感のわく文章なのだ。
    思いつくままに話が逸れてみたりするのも、人間くさくて、いかにも随筆らしい風情で好い。

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著者プロフィール

安岡章太郎(1920年5月30日~2013年1月26日)小説家。高知県生まれ。1941年慶應義塾大学文学部予科入学、44年に陸軍に応召、満州へ送られるも胸部疾患で現役免除。戦後復学するが、脊椎カリエスを患い、48年英文科を卒業。51年、文壇デビュー作「ガラスの靴」が芥川賞候補となり、吉行淳之介、阿川弘之らとともに「第三の新人」と呼ばれる。53年、「悪い仲間」「陰気な愉しみ」により芥川賞受賞。60年、『海辺の光景』で野間文芸賞、67年、『幕が下りてから』で毎日出版文化賞、74年、『走れトマホーク』で読売文学賞、82年、『流離譚』で日本文学大賞、89年、『僕の昭和史』で二度目の野間文芸賞、91年、「伯父の墓地」で川端康成文学賞、96年、『果てもない道中記』で読売文学賞(随筆・紀行賞)、2000年、『鏡川』で大佛次郎賞等、数々の文学賞を受賞。2001年、文化功労者。

「2018年 『僕の昭和史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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